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〔週間外為見通し〕ドル円、イベント通過で材料難=方向感出にくい
来週の外国為替市場のドル円相場は、FOMCや日銀決定会合など重要イベントを通過したことでいったん材料難となり、方向感の出にくい展開になるとみられる。重要指標の発表も予定されておらず、レンジ取引の様相が強まる公算が大きい。 今週のドル円は、前半から週央は、FOMCを控えて114円台後半~115円前後でもみ合った。15日に終了したFOMCでは、利上げが実施された一方、今後の利上げペースについては従来と変わらなかったことで、ペース加速を見込んでいた向きからの失望売りが強まり、一時113円を割り込む場面があった。終盤には下げ渋り、113円台半ばで推移した。 来週は、今週末のG20が無難な結果に終わった場合、「日米金融政策決定というイベントをこなした後の材料一巡感が強まる」(為替ブローカー)見通しで、ドル円は方向感を形成しにくい展開となる可能性が高い。経済統計についても「注目度の高いものは予定されおらず、取引材料に乏しい」(大手邦銀)と指摘される。 相場のチャート的には、「113円を割り込んだ場面では押し目買いが強い」(先の大手邦銀)とされ、下値の堅さが意識されている。「底堅さが評価されて買い戻しが強まる可能性はあるが、FOMCで急落した余韻もあるため、上値では戻り売りが出やすい」(先のブローカー)と観測されており、113円台を軸としたレンジ相場が見込まれる。 ユーロは、オランダ下院選で極右政党が躍進しなかったことが「引き続き支援要因となり、買われやすい地合いになる」(同)との指摘が聞かれた。 予想レンジは、ドル円が1ドル=112円00銭~115円00銭、ユーロドルは1ユーロ=1.0600~1.0900ドル。(了) [時事通信社]
- 〔ロンドン外為〕円下落、108円台半ば(23日)
- 〔NY外為〕円、108円台前半(23日朝)
- 〔NY外為〕円、108円台前半(23日午前8時)
- 〔ロンドン外為〕円下落、108円台前半(23日正午)
- 〔ロンドン外為〕円軟化、108円近辺(23日午前9時)
- 〔東京外為〕ドル、108円付近=対欧州通貨での円売りが波及(23日午後5時)
- 〔香港外為〕ドル、午後3時現在107円83~86銭(23日)
- 〔東京外為〕ドル、107円台後半=様子見ムードからこう着(23日午後3時)
- 〔東京外為〕ドル、107円台後半=買い一巡後はもみ合い(23日正午)
- 〔東京外為〕ドル、107円台後半=米金利上昇で買い優勢(23日午前9時)
海外主要市場
市場 | 限月 | 現価(ドル) | 前日比 |
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NYMEX原油先物 | ポイント | 68.4 | +0.45 |
NYMEX金先物 | 4月限 | 1336.7 | -11.8 |
NYMEXプラチナ先物 | 4月限 | 925.6 | -8.5 |
NYMEXガソリン | 4月限 | 2.0959 | +0.0302 |
WTI | ・・・ | 68.21 | +0 |
シカゴコーン | ・・・ | 376.5 | +2 |
シカゴ大豆 | ・・・ | 1028.75 | -8.75 |
シカゴコーヒー | ・・・ | 116.8 | +1.05 |
CRB商品指数 | ポイント | 0 | +0 |