������ | 2018年05月25日 18:23 JST

〔週間外為見通し〕ドル円、緩やかに切り返しか=リスク回避の動き一巡で

 来週のドル円相場は、米朝首脳会議や米国の保護主義的な通商政策をめぐる先行き不透明感によるリスク回避ムードが一服し、徐々に買いが強まる展開が予想される。  今週のドル円は下落。週初は米中貿易戦争の懸念後退を背景に1ドル=111円台前半と約4カ月ぶりの高値水準に上昇した。しかし、週半ばに入ると、米朝首脳会談の開催が不透明になったほか、イタリアの政局不安なども重なり急落。さらに、トランプ米政権が輸入自動車への新たな関税を検討するとの報道や米朝首脳会談の中止が決まったことで、一時108円90銭台までドル売りが進んだ。ただ、米朝首脳会談の可能性は残っているほか、米政権による自動車関税も「他国との通商交渉に向けたカード」(資産運用会社)との受け止めもあり終盤、一時109円台後半に浮上する場面もあった。  来週のドル円は、今週強まったリスク回避ムードが和らぎ「下値を固めた上で、ゆっくり切り返す」(同)見通し。市場では、米朝間で軍事的緊張が高まるとの見方は少ない上、米国の保護主義的な通商政策に対しても冷静にとらえる向きがある。米長期金利の動向が影響を与えるとみられるが、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げは緩やかに進むとの見通しの中、複数の市場関係者は米金利は3%前後で安定推移すると指摘する。  主な指標は、31日に発表される4月の米個人消費支出(PCE)物価指数と6月1日に発表される5月の米雇用統計。6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げは既に織り込まれているが、その後の金利引き上げペースを予想する上で、賃金・物価動向が注目される。  ユーロはイタリアの政治情勢次第で、売りが強まる可能性がある。  ドル円の予想レンジは、1ドル=108円60銭~110円50銭。ユーロドルは1ユーロ=1.1550~1.1850ドル。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 70.32 +0.39
NYMEX金先物 10月限 1206.6 -7.1
NYMEXプラチナ先物 10月限 834.2 -5.5
NYMEXガソリン 9月限 2.0146 -0.0011
WTI ・・・ 70.75 +0
シカゴコーン ・・・ 352.5 +5.25
シカゴ大豆 ・・・ 850.25 -0.5
シカゴコーヒー ・・・ 99.7 -0.05
CRB商品指数 ポイント 0 +0