外為
|
〔外為・今日の材料〕ドル、110円台前半=米株安などで弱含みか(14日)
14日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、米利上げ後の米株安などを受けて1ドル=110円台前半で弱含みの展開になると見込まれる。ただ、今夜にECB定例理事会を控えて積極的にポジションを持ちにくく、「下げ余地は限られる」(FX業者)とみられる。予想レンジは109円80~110円30銭。 前日の海外市場では、欧州時間はやや売られがちとなり、110円60銭前後から110円50銭前後に小幅に下げた。米国時間の序盤も弱含みで110円40銭前後に小幅続落。もっとも終盤にFOMCで利上げが決定されると110円80銭台に急伸。ただ、利上げを嫌気して米株が下落するとドル円も反落し、110円30銭台となった。東京時間の早朝も売りがやや優勢で、110円10銭台で推移している。 FRBはFOMCで利上げを決定。今後も利上げを継続し、今年は4回の利上げが行われる見通し。タカ派の政策スタンスを受けてドル円は買いが一気に強まったが、「米株がFRBのタカ派スタンスを嫌気して急落した」(同)ことでドル円は売り戻された。 このほか、「FRBがタカ派スタンスになるのは大方織り込まれており、いったん材料出尽くし感でドル円は売り戻された面もある」(大手邦銀)とされる。目先は米株下落に日本株も連れる可能性があり、ドル円は売りが先行しやすい。もっとも、「ECBの定例理事会を控えて徐々に様子見ムードが強まる」(同)と見込まれ、「下値はそれほど深くはならない」(同)とみられる。 本日は東京時間は日銀金融政策決定会合が始まるほか、5月の中国鉱工業生産・小売売上高が発表される。欧米時間はECB理事会とドラギ総裁会見、5月の独消費者物価確定値、5月の米小売売上高などが予定される。(了) [時事通信社]
海外主要市場
市場 | 限月 | 現価(ドル) | 前日比 |
---|---|---|---|
NYMEX原油先物 | ポイント | 54.41 | +1.38 |
NYMEX金先物 | 2月限 | 1309.8 | +9 |
NYMEXプラチナ先物 | 3月限 | 787.5 | +17.9 |
NYMEXガソリン | 2月限 | 1.5085 | +0.0657 |
WTI | ・・・ | 55.53 | +0 |
シカゴコーン | ・・・ | 374.75 | +0 |
シカゴ大豆 | ・・・ | 903.5 | +4.25 |
シカゴコーヒー | ・・・ | 97.6 | -0.25 |
CRB商品指数 | ポイント | 0 | +0 |