外為 | 2018年06月29日 14:42 JST

〔週間外為見通し〕ドル円、レンジ取引続く=対中関税発動の有無を見極めへ

 来週のドル円相場は、7月6日に予定されるトランプ米政権の対中追加関税の発動があるのかどうかを見極める展開が続き、1ドル=110円を中心としたレンジ相場が予想される。  今週のドル円は、米政権が中国関連企業による対米投資規制を検討するとの報道からリスクオフムードとなり、週初には109円40銭前後の安値を付けた。その後は、トランプ大統領が「既存制度の見直しで対応できる」と述べたことからドル円は戻り歩調となった。週末には欧州連合(EU)首脳会議で、難民問題に関して域内28カ国首脳が合意したことから、「EU内の政治混迷に対する警戒感が後退し、リスクオンにつながった」(運用会社)とされ、ユーロが対円、対ドルで大幅に上昇。ドル円も連動して110円80銭手前まで値を上げる場面もあった。  来週は、米国が当初の予定通り340億ドル相当の中国製品に対して25%の輸入関税適用の可否が注目されよう。「仮に第1弾の対中関税が発動されれば、第2弾となる160億ドル相当の対中関税などへの懸念が高まる」(同)と、リスク回避の動きを誘発する可能性がありそうだ。一方、「米中間での協議が進み関税の賦課が回避、延期あるいは規模の縮小などが決まれば、ドル円を下支えすることになる」(大手証券)とみている。  このほか、2日に6月の米ISM製造業景況指数、5日にはISM非製造業景況指数、6日に6月の米雇用統計などの発表が予定されている。「米中貿易摩擦への懸念は企業の景況感に悪影響を与え、世界的に経済成長が鈍化する傾向にある」(同)だけに、一連の指標結果も注目される。  予想レンジは1ドル=109円30銭~111円00銭、ユーロドルは1ユーロ=1.1450ドル~1.1750ドル、(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 60.23 +0.01
NYMEX金先物 4月限 1301.7 +16.4
NYMEXプラチナ先物 4月限 859.6 +11
NYMEXガソリン 3月限 1.9166 -0.0019
WTI ・・・ 60.07 +0
シカゴコーン ・・・ 371.5 -0.25
シカゴ大豆 ・・・ 906 +0.5
シカゴコーヒー ・・・ 94.75 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0