外為 | 2019年01月10日 08:08 JST

〔外為・今日の材料〕ドル、108円台前半=FRBのハト派姿勢で軟調(10日)

 10日の東京外国為替市場のドルの対円相場は、前日の海外市場で売られた流れを受け継ぎ、1ドル=108円台前半で軟調な展開が見込まれる。FRBのハト派姿勢が圧迫要因。ただ、米中通商協議の進展期待もあり、「ドル円の下げ余地は限られる」(FX業者)との声も聞かれる。予想レンジは107円70銭~108円50銭。  前日の海外市場では、欧州時間は108円90銭前後で動意薄だった。米国時間に入ると、アトランタ連銀のボスティック総裁やシカゴ連銀のエバンズ総裁らが利上げに慎重な見解を示したことからドル円は反落。終盤はFOMCの議事要旨もハト的だったことから108円前後まで続落した。東京時間の早朝は108円10銭台で推移している。  ボスティック総裁は「追加利上げに際しては忍耐強くあるべきだ」と発言。エバンズ総裁も「今年前半は増大するリスクを見極める必要がある」と述べ、追加利上げに慎重な姿勢を示した。昨年12月18、19日に開催されたFOMCの議事要旨では「利上げ見通しは以前より不透明になり、ペース鈍化が妥当」などの意見が示された。連銀総裁らや議事要旨から「FRBのハト派ぶりが確認され、ドル円は売りが強まった」(同)という。  日米金融政策の方向性の差が縮小することが改めて意識され、東京時間も「売りが出やすい」(大手邦銀)と見込まれる。ただ、終了した米中通商協議をめぐって「何らかの進展があったのではないか、との期待感が根強い」(同)こともあり、ドル円は上値こそ重いが、「下値は限られるだろう」(同)との指摘も聞かれる。  本日は、東京時間は日銀支店長会議と黒田総裁あいさつ、12月と18年の中国消費者物価・卸売物価などを予定。欧米時間は、昨年12月のECB理事会要旨、米週間失業保険申請件数、11月の米卸売売上高、FRB議長の討論会参加などが予定される。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 52.62 -0.24
NYMEX金先物 2月限 1284 -3.1
NYMEXプラチナ先物 4月限 796.4 +2.3
NYMEXガソリン 1月限 1.3857 -0.0007
WTI ・・・ 52.39 +0
シカゴコーン ・・・ 378.75 +0.25
シカゴ大豆 ・・・ 915 +2
シカゴコーヒー ・・・ 103.4 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0