外為 | 2019年04月12日 13:00 JST

〔週間外為見通し〕200日線を意識しながらレンジ相場=大和証券・石月氏

 石月幸雄・大和証券シニア為替ストラテジスト=来週のドル円相場は200日移動平均線(111円50銭前後)を意識しながら1ドル=111円台を中心としたレンジ相場が継続しそうだ。  今月5日に一時111円82銭程度まで上昇したドル円相場は、上値の重い展開が続く。日米金利差の縮小が主因だ。米長期金利の低下は、米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派転換を反映したものだが、金融当局と為替市場の認識のずれが徐々に顕在化している。今週公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、貿易摩擦などいくつかのリスク要因に対する言及があったが、見通しは総じて楽観的。年内利下げを織り込んでいる為替市場との温度差がうかがえる。市場の過度な金融緩和期待は近い将来、剥落する可能性があり、金利差拡大からドル円はいずれ上昇基調へ戻ろう。  ただ、ドル円の方向性が明確になるのはまだ先とみる。来週は週初に日米の新たな貿易交渉が行われ、協議の動向を確認したいとの雰囲気につながろう。週末にかけてはイースター休暇を前に市場参加者が減少することも想定され、動意薄の展開も想定される。国内でも10連休を控え、実需筋によるドル売りが上値圧迫要因につながる可能性がある。  一方、英国の欧州連合(EU)離脱問題などリスクイベントを消化しつつある中、一本調子の円高も想定しにくく、月内は200日線をにらみながらのレンジ相場が続こう。  予想レンジは、ドル円が1ドル=110円50銭~112円50銭、ユーロドルは1ユーロ=1.1150~1.1350ドル。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 64 +1.49
NYMEX金先物 5月限 1273.1 +4.8
NYMEXプラチナ先物 5月限 901.1 +7.9
NYMEXガソリン 4月限 2.0722 +0.0469
WTI ・・・ 63.97 +0
シカゴコーン ・・・ 358.5 -1.5
シカゴ大豆 ・・・ 880.5 -1
シカゴコーヒー ・・・ 90.2 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0