外為 | 2019年06月14日 17:53 JST

〔週間外為見通し〕ドル円、「想定外」の米利下げなら下落=みずほ銀・唐鎌氏

 唐鎌大輔・みずほ銀行チーフマーケット・エコノミスト=来週のドル円相場で最大の注目材料は、18~19日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)だ。市場のコンセンサスは現状維持だが、利下げがあってもおかしくない。その場合は円高が進み、1ドル=107円台に定着する可能性がある。19、20日に金融政策決定会合を開く日銀の対応にも関心が集まる。  米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利は現在2.25~2.50%。0.25%幅で利下げするなら、ゼロ金利に達するまで切れるカードは9枚しかない。このため、効果を上げるため、6月利下げで意表を突くことがあり得る。為替市場は利下げを十分に織り込んでいない可能性もあり、その場合、ドル円は水準を切り下げると想定する。  利下げによって米株が上昇すれば、ドル円の下値は限られるかもしれないが、市場はFRBに一段の利下げを求めるだろう。そうした中でFRBの対応に限界が見えれば、株式市場のムードは変わる。  FRBが利下げに踏み切れば、日銀も現状維持ではいられない。ただ、取り得る方策は長期金利の変動幅拡大ぐらいだ。独国債の動きを見れば、マイナス0.2%の下限を割り込むことは十分あり得る。このため、先んじて幅を広げるのは現実的な判断といえる。  一方、中東ホルムズ海峡付近でのタンカー攻撃を受けて、資源国通貨や米株が上昇した。紛争が懸念されればドルも買われる。ただ、事態がより深刻化すればリスク回避の円買いが強まるだろう。  予想レンジは、ドル円が1ドル=107円50銭~108円50銭、ユーロドルは1ユーロ=1.1260~1.1350ドル。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 59.58 -0.97
NYMEX金先物 7月限 1411.4 -4.4
NYMEXプラチナ先物 7月限 839.5 +5.2
NYMEXガソリン 7月限 1.9303 -0.0078
WTI ・・・ 59.27 +0
シカゴコーン ・・・ 441 -9.75
シカゴ大豆 ・・・ 901.75 -16
シカゴコーヒー ・・・ 108.8 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0