穀物市場 | 2019年01月12日 09:10 JST

〔シカゴ穀物展望〕大豆、頭重いか=需給報告発表のめど立たず(11日)

 【シカゴ時事】来週のシカゴ商品取引所(CBOT)の大豆先物相場は、米中貿易協議や南米の生産高予測への失望感を背景に値を崩した今週の流れを引き継ぎ、頭重い展開となりそうだ。米農務省は11日に1月需給報告を発表する予定だったが、政府機関の一部閉鎖の影響で発表を延期。新たな発表日は決まっていない。  米中両国は7~9日、北京で次官級貿易協議を行った。米通商代表部(USTR)は、中国が米国から農産物などを「相当量」購入することを約束したと説明しているが、中国は具体的な購入量を明らかにしていない。このため、交渉進展への期待感から9日に反発していたシカゴ大豆相場は翌10日、失望売りで急落した。  ブラジル国家食糧供給公社(Conab)は今週、2018~19年度の同国の大豆生産高予測を1億1880万トン(従来予想1億2007万トン)に下方修正。南部産地が高温・乾燥天候に見舞われたことなどが要因だが、修正幅は市場予想を大きく下回った。  ブラジルの農業調査会社アグロコンサルトとアグルーラルも同予測をそれぞれ1億1760万トン(1億2280万トン)、1億1690万トン(1億2140万トン)に引き下げた。ただ、「下方修正されても豊作に変わりはなく、支援材料になっていない」(アナリスト)ようだ。  米国では政府機関の一部閉鎖の影響で、需給報告などの発表のめどが立たない異例の事態となり、市場関係者は手掛かり材料を欠いている。こうした中、米油実加工業者協会(NOPA)が15日に公表する18年12月の大豆圧砕高は、大豆の需給動向を探る数少ない材料として注目されそうだ。  ロイター通信がまとめた1月需給報告の市場予想調査によると、18~19年度の米国産大豆の単収予想平均は1エーカー当たり51.8ブッシェル(前月52.1ブッシェル)、トウモロコシは178.0ブッシェル(178.9ブッシェル)と、いずれも下方修正が見込まれている。  11日の清算値は次の通り。  トウモロコシ3月物=前週末比4.75セント安の378.25セント、大豆3月物=11.25セント安の910.25セント、小麦3月物=2.50セント高の519.50セント(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 57.9 +0.21
NYMEX金先物 6月限 1414.3 +15.4
NYMEXプラチナ先物 7月限 811.7 -1.3
NYMEXガソリン 6月限 1.8549 +0.0189
WTI ・・・ 57.68 +0
シカゴコーン ・・・ 446.75 +3
シカゴ大豆 ・・・ 909 -1
シカゴコーヒー ・・・ 104.65 +2.65
CRB商品指数 ポイント 0 +0