穀物市場 | 2019年05月18日 08:49 JST

〔シカゴ穀物展望〕米コーン、底堅いか=作付け遅れの懸念拡大(17日)

 【シカゴ時事】シカゴ商品取引所(CBOT)のトウモロコシ先物市場で、米中西部での作付け作業の大幅な遅れに対する懸念が広がっている。主産地では今週末から週明けにかけ、まとまった雨が予報されており、来週は作付け進展への期待後退を背景に底堅い動きとなりそうだ。  農務省発表のクロップ・プログレス(12日現在)によると、トウモロコシの作付け進捗(しんちょく)率は前週比7ポイント上昇の30%と、過去5年平均(66%)の半分以下。特に生産量が全米2位のイリノイ州は11%(5年平均82%)と、作付けの遅れが深刻だ。  同州では農作業に適した日が2週間で1.0日しかなかった。しかも、土壌水分は12日現在、77%が「過剰」な状態だ。来週のぐずついた天候を踏まえると、作付けが急ピッチで進むとは考えにくい。  今週のシカゴ・トウモロコシ相場は作付け遅れへの懸念再燃を背景に、週明け13日に急反発。中心限月7月きりのチャートを見ると、翌14日は前日高値から「窓」をあけて急伸した。15日はテクニカル面での売りが警戒され、小幅高だったものの、週末にかけてさらに上値を追う展開となった。  大量に積み上がっているファンド筋のトウモロコシのショートポジションは3週連続で減少しており、買い戻しが進んでいる。米商品先物取引委員会(CFTC)によると、売越枚数は14日現在、前週比9424枚減の29万1742枚。  ただ、農務省は5月の需給報告で、2019~20年度の米国産トウモロコシの期末在庫を前年度比3億9000万ブッシェル増の24億8500万ブッシェルと予測。需給の逼迫(ひっぱく)感は今のところ乏しく、当面は相場の重しとなる可能性がある。  米気象予報センター(CPC)の6~10日予報(23~27日)によると、中西部は降水量が平年より多め、気温は高めの見通し。  17日の清算値は次の通り。  トウモロコシ7月物=前週末比31.50セント高の383.25セント、大豆7月物=12.50セント高の821.75セント、小麦7月物=40.25セント高の465.00セント (了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 55.35 -1.38
NYMEX金先物 8月限 1497.3 +29.9
NYMEXプラチナ先物 10月限 861.9 -1.9
NYMEXガソリン 8月限 1.6675 -0.0255
WTI ・・・ 54.05 +0
シカゴコーン ・・・ 363.25 -5
シカゴ大豆 ・・・ 856 -14
シカゴコーヒー ・・・ 92 -1.5
CRB商品指数 ポイント 0 +0