穀物市場 | 2019年10月19日 07:21 JST

〔シカゴ穀物展望〕コーン、もみ合いか=主産地の天候、米中協議にらみ(18日)

 【シカゴ時事】来週のシカゴ商品取引所(CBOT)のトウモロコシ先物相場は、もみ合いが予想される。市場関係者は、コーンベルト北西部の悪天候の影響や、米中貿易協議の行方を見極めたい考えで、相場は方向感を欠きそうだ。  ミネソタ州とノースダコタ州では最近、降雪に見舞われ、トウモロコシと大豆が大きな影響を受けた。米農務省は両作物の収穫面積に関する追加情報を収集し、11月の需給報告に変更点を反映すると発表しており、生産高予測が下方修正される可能性がある。  主産地の中西部では、来週の前半と週末に降雨が予報されており、収穫作業の停滞が懸念される。ただ、米気象予報センター(CPC)の1カ月予報によると、中西部の気温は全域で平年より高め、降水量はおおむね平年並みとなる見通しだ。  農務省発表のクロップ・プログレス(13日現在)によると、トウモロコシのデント率は前週比3ポイント上昇の96%。生産高トップ3の主要州では、アイオワが97%、イリノイが96%、ネブラスカが98%と、いずれも95%を超えた。今年は春の悪天候で作付け作業が遅れたが、デントステージはほぼ完了しており、降霜の影響を受けにくい状態まで生育は進んでいる。  ただ、収穫率は7ポイント上昇の22%にとどまり、ロイター通信がまとめた市場予想平均(24%)、過去5年平均(36%)、前年同期(38%)をいずれも下回った。収穫本番はまだ先とみられ、「ハーベストプレッシャーによる一段安は11月に入ってから」(アナリスト)との見方もある。  米中両政府は先週、貿易協議で「第1段階の合意」に達し、米国は15日に予定していた対中関税の引き上げを見送った。中国は最大500億ドルの米農産物を購入するとされるが、実現を疑問視する声も根強い。  トランプ大統領は11月中旬にチリで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた米中首脳会談で、正式な合意文書に署名したい意向を示している。このため、具体的な合意内容が明らかになるまで、シカゴ穀物相場も動意を欠くとみられる。  米商品先物取引委員会(CFTC)の取組高報告(15日現在)によると、ファンド筋は、トウモロコシの売り越しを縮小させ、大豆については前週までの売り越しから買い越しに転じた。  18日の清算値は次の通り。  トウモロコシ12月物=前週末比6.75セント安の391.00セント、大豆11月物=2.00セント安の934.00セント、小麦12月物=24.25セント高の532.25セント(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 56.77 +1.16
NYMEX金先物 11月限 1471.8 -2.7
NYMEXプラチナ先物 12月限 881.1 +12
NYMEXガソリン 11月限 1.6158 +0.0226
WTI ・・・ 56.52 +0
シカゴコーン ・・・ 375.75 -5
シカゴ大豆 ・・・ 916.75 +1.25
シカゴコーヒー ・・・ 106.6 -1.45
CRB商品指数 ポイント 0 +0