石油 | 2017年03月17日 12:35 JST

〔週間見通し〕WTI、50ドル台に戻す可能性も=みずほ総研・井上氏

 井上淳・みずほ総合研究所主任エコノミスト=今週のニューヨーク原油(WTI)先物相場の中心限月4月きりは下落し、一時1バレル=47ドル台を付けた。米原油在庫の積み上がりに対する警戒感に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて利上げペースが加速するとの懸念から、下げ幅が大きくなった。  ただ、FOMCでは緩やかな利上げが示唆され、ドル高の悪影響は回避されるとの見方から、市場は落ち着きを取り戻しつつある。こうした中、来週は50ドル台を再び回復する可能性がありそうだ。想定レンジは47~52ドル。  石油輸出国機構(OPEC)が今週公表した月報によれば、2月のサウジアラビアの産油量は自己申告ベースで増加した。ただ、二次情報源ベースでは減産が履行されているほか、国際エネルギー機関(IEA)の月報でも高い減産順守率が示されており、時間の経過とともにサウジの増産をめぐる懸念は和らぐとみられる。  米国の産油量は増加基調にあり、世界全体の需給バランスに与える影響に注目が集まっている。米国の増産がOPECを中心とする協調減産の効果を相殺するとの見方も出ているが、全体を見ると、過剰生産はなくなりつつある。協調減産は少なくとも6月まで続くほか、需要も改善しており、原油価格が持ち直しの方向にあることは変わりないとみている。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 57.36 +0.66
NYMEX金先物 12月限 1245.2 -3.9
NYMEXプラチナ先物 1月限 883.7 +3.7
NYMEXガソリン 12月限 1.7166 +0.01
WTI ・・・ 57.1 +0
シカゴコーン ・・・ 336.5 +0
シカゴ大豆 ・・・ 982.5 +0
シカゴコーヒー ・・・ 121 +0.4
CRB商品指数 ポイント 185.0158 +0