石油 | 2017年04月18日 07:08 JST

〔米欧石油市況・詳報〕下落=シェール増産映す(17日)

 【ニューヨーク・ロイターES=時事】17日の米欧石油市場の原油先物相場は、米シェールオイルの増産を受けた売りに押され、下落した。前週まで3週連続で上昇したことで、当面の利益を確保する動きも見られた。  米エネルギー情報局(EIA)は17日、5月のシェールオイル生産が2年超ぶりの高水準になるとの見通しを発表。主要産油国による減産の効果が損なわれるとの懸念が広がった。米州みずほのロバート・ヨージャー氏は、相場が買われ過ぎの状態にあったため、買方が利食い売りに動いたと指摘した。  英国産標準油種、北海ブレント中心限月の清算値は0.53ドル安の1バレル=55.36ドル。米国産標準油種のWTIは0.53ドル安の52.65ドル。出来高はブレントが約15万2000枚、WTIが約29万6000枚と、13日の半分以下だった。  欧州市場が休場だったため、地政学的な緊張に市場の関心が集まった。  石油輸出国機構(OPEC)は5月25日に会合を開き、6月で終了する減産の延長について検討する見通し。イランは減産の延長に期待を表明。だが、サウジアラビアのエネルギー担当相は、減産を協議するのは時期尚早だと語った。リッポウ・オイル・アソシエーツのアンドリュー・リッポウ氏は「サウジとロシアは減産を順守している一方、イラクなどは割り当て以上に生産している」と指摘。「このため、市場は減産がどれだけ効果的なのか考えている」と述べた。  一方、多くのアナリストは依然、原油価格の先行きに楽観的な見方を維持している。シティは「OPECと非OPECの合意を受けて2017年第2四半期は需給が引き締まる一方、予想される減産の延長を受けて年後半は原油在庫が減少する見通しで、17年の価格に関しては前向きだ。ブレントは60~65ドルに押し上げられる」と指摘した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 56.42 -0.01
NYMEX金先物 12月限 1275.3 +1.6
NYMEXプラチナ先物 1月限 923.6 +6.2
NYMEXガソリン 11月限 1.7438 +0.0056
WTI ・・・ 56.16 +0
シカゴコーン ・・・ 345 -1.25
シカゴ大豆 ・・・ 990 -2
シカゴコーヒー ・・・ 122.85 -0.05
CRB商品指数 ポイント 189.2103 +0