石油 | 2017年08月10日 07:31 JST

〔米欧石油市況・詳報〕反発=米在庫減少映す(9日)

 【ニューヨーク・ロイターES=時事】9日の米欧石油市場の原油先物相場は3日ぶりに反発。米国で製油所の原油処理量が過去最高になり、在庫引き出しが増えたことを映した。ただ、ガソリン在庫が市場予想に反して増加したため、上昇は限定された。  英国産標準油種北海ブレント原油中心限月の清算値は、前日比0.56ドル(1.1%)高の1バレル=52.70ドル。米国産標準油種WTIは0.39ドル(0.8%)高の49.56ドル。  米エネルギー情報局(EIA)の週報によると、同国原油在庫は前週比650万バレル減と、減少幅が市場予想の270万バレル(ロイター通信調べ)を大きく上回った。また、製油所の原油処理量は約1760万バレルと、調査を開始した1982年以来で最高となった。その一方、ガソリン在庫は340万バレル増と、市場予想の150万バレル減に反して積み増しとなった。  エネルギー専門の商品取引仲介業者、パワーハウス(米ワシントン)のデービッド・トンプソン執行副社長は「この時期のガソリン需要は堅調でしかるべきだが、夏のドライブシーズンが終わりに近づいている点を注視する必要がある」と語った。  米原油在庫の減少によって、石油輸出国機構(OPEC)主導の減産が、供給過剰の削減につながるとの期待も浮上している。OPECと非加盟の主要産油国は、今週アブダビで開いた専門家会合で協調減産の順守を確認した。ただ、専門家の一部には依然として減産順守に懐疑的な見方がある。JBCエナジーは「アブダビの会合後にOPECのウェブサイトに発表された声明は実質を欠いている」と述べた。  トンプソン氏によると、テクニカル面でWTI期近物の主要な下値支持線は48.16~48.37ドル近辺という。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 51.87 +0.15
NYMEX金先物 10月限 1299.9 -10.8
NYMEXプラチナ先物 11月限 940.9 -8.3
NYMEXガソリン 10月限 1.6169 +0.0092
WTI ・・・ 51.81 +0
シカゴコーン ・・・ 350.5 -1.25
シカゴ大豆 ・・・ 991 -5.5
シカゴコーヒー ・・・ 124.05 +0.3
CRB商品指数 ポイント 184.6214 +0