石油 | 2017年10月13日 12:10 JST

〔週間見通し〕WTIはもみ合いか、50ドル付近で底堅さも=江守哲氏

 江守哲・エモリキャピタルマネジメント代表=来週のニューヨーク原油(WTI)相場はもみ合いか。中長期的には、需給の改善を背景に上昇が続くとみているが、投機家の間に弱気の見方が根強く、上がりにくい。来週の予想レンジは1バレル=50~52ドル。  原油の需給環境が改善へと向かっている点は間違いない。これは世界的な需要の増加に加え、石油輸出国機構(OPEC)や非OPEC産油国による協調減産によるもので、経済協力開発機構(OECD)諸国の原油在庫減少という形で数字にも表れている。  しかし、市場はこうした事実を正しく評価できていない。ヘッジファンドや商品先物系投資顧問(CTA)など投機家の間で、米国のシェールオイル増産への懸念が根強いためだ。実際は、需要の増加や協調減産に比べ、シェールオイルの影響ははるかに小さい。  現在の相場水準は、OPEC諸国が安定的・継続的に原油生産を行うための最低ラインである60ドルを大きく下回っている。産油国の協調減産は来年3月で期限を迎えるが、価格維持のため減産を延長せざるを得ないだろう。  WTIの適正水準は65~70ドルとみているが、投機筋の売りが厚いため、目先は52ドル付近で上値を抑えられた状態が予想される。半面、50ドル付近では底堅さも出てきた。節目の52ドルを明確に上抜けば、チャート要因の買いが入り、上昇に弾みがつくだろう。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 52.04 +0.03
NYMEX金先物 12月限 1283 +0.2
NYMEXプラチナ先物 1月限 924.6 -0.6
NYMEXガソリン 10月限 1.6429 +0.008
WTI ・・・ 51.82 +0
シカゴコーン ・・・ 348.5 +0
シカゴ大豆 ・・・ 984.25 +0
シカゴコーヒー ・・・ 124.1 -0.05
CRB商品指数 ポイント 184.2388 +0