������ | 2017年10月20日 16:50 JST

〔週間見通し〕WTI、47~53ドルで底堅く推移か=JOGMEC・野神氏

 野神隆之・石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)主席エコノミスト=来週のニューヨーク原油(WTI)は1バレル=47~53ドルのレンジで底堅く推移か。需給と地政学リスクが下値を支える。ただ、上値ではシェールオイルの増産が圧迫材料になるだろう。  10月も後半になり、米北東部はそろそろ暖房シーズンに入ろうとしている。米メキシコ湾岸の石油関連設備が8月下旬以降、相次いでハリケーンの襲来を受け、石油製品の生産が止まった結果、米国では暖房油の需給が引き締まり気味だ。今後の寒さ次第では原油需要は活発化しやすい。  加えて、イラクやイランなど地政学リスクへの警戒感は強い。イラク北部クルド自治政府の独立投票をめぐる問題では、油田都市キルクークをイラク中央政府に奪回されたクルド側が報復に出ることや、トルコやイランなどクルド人が居住する周辺国に影響が及ぶリスクに警戒が必要だ。イランも、核開発をめぐり米国との対立が強まっている。どちらも原油価格を上昇させる材料だ。  こうした中、石油輸出国機構(OPEC)とロシアをはじめとした産油国は、9カ月の協調減産延長に傾きつつあるとの報道が出てきており、11月30日のOPEC総会に向け、在庫減少への期待が強まりやすい。関係国の要人発言には注意が必要だろう。  ただ、50ドルを上回ったレベルではシェールオイル採掘業者のヘッジ売りが出てくるため、上値も望みにくい印象だ。  来週の注目材料としては、米国の石油掘削リグ数の増減がある。26日に欧州中央銀行(ECB)理事会が予定されており、金融政策をめぐる為替相場の動きがどうドル建ての商品相場に影響するかも注視したい。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 56.42 +0.08
NYMEX金先物 12月限 1275.3 +3.7
NYMEXプラチナ先物 1月限 923.6 +7.4
NYMEXガソリン 11月限 1.7438 +0.001
WTI ・・・ 56.16 +0
シカゴコーン ・・・ 345 -1.25
シカゴ大豆 ・・・ 990 -1.25
シカゴコーヒー ・・・ 122.9 +0
CRB商品指数 ポイント 190.3859 +0