石油 | 2018年02月09日 12:39 JST

〔週間見通し〕WTIはもみ合いか、下値では値頃買いも=ニッセイ基礎研・上野氏

 上野剛志・ニッセイ基礎研究所シニアエコノミスト=来週のニューヨーク原油(WTI)相場は、もみ合いか。予想レンジは1バレル=58~63.5ドル。米国の原油増産が圧迫材料として意識される一方で、1月末の高値からはすでに約1割下落しており、下値では値頃の買いも入りやすいと予想している。  今週は株価の急落を受けて、投資家が保有するリスク資産の圧縮に動いたことが原油相場を押し下げた。米エネルギー情報局(EIA)の統計で、米国内の原油生産が日量1000万バレル超となり、供給増加懸念が広がったことも響いた。  例年2月は製油所のメンテナンス期に当たり、原油需要は減少し在庫は増えやすい。さらに来週は国際エネルギー機関(IEA)や石油輸出国機構(OPEC)の統計発表が相次ぐ。米国の生産見通しが上方修正されるようだと、さらにWTIの圧迫要因になるだろう。  ただ、OPECなどの産油国が協調減産に取り組んでいるため、世界的な需給の改善期待も根強い。株価の不安定な動きが予想される中、投資家は一方向にポジションを傾けにくく、売り買いが交錯する展開となりそうだ。  来週の注目材料は、米国で相次いで発表される消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)だ。上昇率が予想を上回るようだと金利が上昇し、株価やWTIにも下げ材料となる可能性がある。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 53.43 +1.12
NYMEX金先物 12月限 1221.2 +4.8
NYMEXプラチナ先物 1月限 847 +2.4
NYMEXガソリン 11月限 1.4959 +0.0133
WTI ・・・ 53.34 +0
シカゴコーン ・・・ 361.25 +0.75
シカゴ大豆 ・・・ 881 -2.25
シカゴコーヒー ・・・ 111.35 +0.7
CRB商品指数 ポイント 0 +0