石油 | 2018年06月09日 09:00 JST

〔米欧石油市況・詳報〕反落=米増産や中国の需要減退が圧迫(8日)

 【ニューヨーク・ロイターES時事】8日の米欧石油市場は反落。米国の増産や中国の需要減退が相場を圧迫した。金融大手JPモルガンが価格見通しを下方修正したことも材料視された。  英国産標準油種北海ブレントの中心限月の清算値は、前日比0.86ドル(1.1%)安の1バレル=76.46ドル。米国産標準油種WTIは0.21ドル安の65.74ドル。  JPモルガンは2018年のWTIの価格見通しを3ドル引き下げ、バレル当たり62.20ドルとした。この見通しが公表されると相場は急落し、その後下げ幅は縮小した。  中国税関総署が発表した5月の原油輸入は日量920万バレルと、前月の960万バレルから減少した。  また、米エネルギー情報局(EIA)が発表した国内産油量は日量1080万バレルと、過去最高記録を更新。さらに、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが公表したこの日までの国内石油掘削リグ稼働数は、前週比1基増の862基と、15年3月以来の高水準になった。  ベネズエラ産原油の供給混乱で市場は引き締まっているが、全般的に北海ブレントの相場は、石油輸出国機構(OPEC)やロシアの主導で昨年から行われている協調減産が要因で押し上げられている。  米国は新たな対イラン制裁に伴う供給減少を不安視し、先日OPECの盟主サウジアラビアに非公式に増産を要請した。この日イランは米国の要請を批判し、OPECはこれを受け入れないとの予想を示した。  テュケ・キャピタル・アドバイザーズ(米ニューヨーク)のマネジング・メンバー、タリク・ザヒル氏は、今月開かれるOPEC総会に向けた加盟国の思惑で相場の変動性が高まる可能性を指摘した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 68.65 +0.43
NYMEX金先物 11月限 1227.4 +1
NYMEXプラチナ先物 1月限 831.7 +1.7
NYMEXガソリン 10月限 1.8911 +0.0195
WTI ・・・ 68.58 +0
シカゴコーン ・・・ 370.75 -0.75
シカゴ大豆 ・・・ 863.5 +2
シカゴコーヒー ・・・ 121.6 -0.45
CRB商品指数 ポイント 0 +0