石油 | 2018年06月14日 08:08 JST

〔米欧石油市況・詳報〕上昇=米在庫の大幅減を好感(13日)

 【ニューヨーク・ロイターES時事】12日の米欧石油市場は上昇。米エネルギー情報局(EIA)が発表した原油やガソリン、ディスティレート(留出油)の在庫が市場予想以上に減少し、米国の需要堅調が示されたことが好感された。  英国産標準油種北海ブレントの中心限月の清算値は、前日比0.86ドル(1.1%)高の1バレル=76.74ドル。米国産標準油種WTIの清算値は0.28ドル(0.4%)高の66.64ドル。  取引序盤は一時、米国の増産に加え、22~23日の石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国との会合で協調減産が緩和されるとの観測から下落。終盤には、米連邦公開市場委員会(FOMC)が市場予想通り追加利上げを決定した影響でドル高が進み、ドル建てで取引される原油などの商品(コモディティー)が割高となり、上げ幅が若干縮小した。  EIAによると、前週の米原油在庫は410万バレル減少。市場予想(270万バレル減)を上回った。ガソリン需要は推計ベースで過去最高の日量990万バレルだった。  アゲイン・キャピタル(米ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「ここで示されている原油とガソリンの需要は驚くべき水準」とした上で、「原油輸出をあわせて考えると、実に強い報告だ」と語った。EIAが発表した先週の米産油量が日量1090万バレルに増加したことについては、市場が増産分を吸収できそうだとの見方を示した。  OPECとロシアなどの非加盟産油国は2017年から協調減産に取り組み、原油価格は昨年1年で約60%上昇した。スウェーデンの銀行大手SEBのアナリスト、ビャーネ・シュードロップ氏は「『OPECプラス』の増産は基本的な見通しだ」と指摘、「サウジアラビアとロシアは既に増産を開始している」と語った。  トランプ米大統領とイランは、原油価格をめぐって激しい言葉の応酬を展開した。トランプ氏は原油高がOPECの責任だと主張する一方、イランは米国が先月核合意からの離脱を表明したことで原油価格の変動性が高まったと批判している。  国際エネルギー機関(IEA)はこの日発表した石油市場月報で、OPECが供給不足を穴埋めできなければ、長期的には需要増に伴って市場が引き締まると分析。その上で「市場は来年ようやく均衡する見通しだが、供給が混乱すれば相場上昇の影響を受けやすくなる」と予想した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 66.43 +0.82
NYMEX金先物 8月限 1186.8 +3.7
NYMEXプラチナ先物 9月限 792.5 -7.2
NYMEXガソリン 8月限 2.0151 +0.0031
WTI ・・・ 66.45 +0
シカゴコーン ・・・ 362 -2
シカゴ大豆 ・・・ 881.75 -6.75
シカゴコーヒー ・・・ 98.7 +1.45
CRB商品指数 ポイント 0 +0