石油 | 2018年06月28日 08:12 JST

〔米欧石油市況・詳報〕続伸=供給不安高まる(27日)

 【ニューヨーク・ロイターES時事】27日の米欧石油相場は続伸。米エネルギー情報局(EIA)の発表した国内原油在庫が大幅な取り崩しとなったことで、供給不安が高まった。市場では既に、リビアの輸出めぐる不透明感やカナダでの生産停止、米国による11月からのイラン産原油の輸入停止要請で供給への懸念が生じていた。  米国産標準油種WTIの中心限月の清算値は、2.23ドル(3.16%)高の1バレル=72.76ドル。一時は73.06ドルと、2014年11月28日以来の高値を付けた。英国産標準油種北海ブレントは、1.31ドル(1.7%)高の77.62ドルだった。  時間外取引ではともに上値が抑えられ、米東部時間午後3時51分(1951GMT)時点でWTIが1.77ドル高の72.30ドル、北海ブレントが0.90ドル高の77.21ドルとなった。  EIAによると、前週の米原油在庫は約1000万バレル減少し、2016年9月以来の大幅な取り崩しとなった。ガソリンとディスティレート(留出油)の在庫も予想ほどは積み増されなかった。  WTI受け渡し地点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫は270万バレル減少。カナダの生産が中断している状況が反映された。  カナダのシンクルード・オイルサンド(油砂)施設では先週停電が発生し、日量35万バレルの輸送が止まった。シンクルードの操業は少なくとも7月いっぱい停止する見込み。  米州みずほでエネルギー先物を担当しているボブ・ヨーガー氏は「来週のクッシングの在庫統計はシンクルードの7日間の生産停止の影響が反映され、取り崩し幅は今週より拡大することになろう」と予想した。  一方、リビアでは国際社会に認知された政権と反政府勢力のどちらが原油輸出を取り扱うかが不確かになっている。米政府が各国にイラン産原油の輸入を11月から停止するよう求め、イランの輸出の先行きも不透明になった。  米国のイランへの対応に国際的な反発が広がっているが、アナリストらは米国の制裁により、イランの原油輸出が日量100万バレル超減少するとの見方を示す。米金融大手ゴールドマン・サックスは、米国の一方的な対イラン制裁措置が「高い水準の実効性」を持つと予想した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 59.98 -1.01
NYMEX金先物 4月限 1307.3 +6.1
NYMEXプラチナ先物 4月限 861.1 -12.9
NYMEXガソリン 3月限 1.9203 -0.0011
WTI ・・・ 58.82 +0
シカゴコーン ・・・ 376.25 +2.5
シカゴ大豆 ・・・ 910.5 -6.25
シカゴコーヒー ・・・ 94 -0.8
CRB商品指数 ポイント 0 +0