石油 | 2018年07月07日 08:31 JST

〔米欧石油市況・詳報〕WTI、カナダでの供給中断が支援=ブレントは続落(6日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】6日の米欧石油相場はまちまち。カナダでの供給中断が米国産標準油種WTIの支援要因になる一方、サウジアラビアの増産が要因で英国産標準油種北海ブレントは続落した。  WTIの中心限月の清算値は0.86ドル(1.2%)高の1バレル=73.80ドル。英国産標準油種北海ブレントは0.28ドル安の77.11ドルだった。  週間では、WTIは約0.5%、北海ブレントは約3%、それぞれ下落した。  5日に公表された米政府統計によると、WTI受け渡し地点であるオクラホマ州クッシングの在庫は、カナダにあるシンクルードのオイルサンド(油砂)プラントの停止が響き、約3年半ぶりの低水準に落ち込んだ。  リポー・アソシエーツのアンドリュー・リポー社長は「7月のクッシングの在庫減少で、軽質スイート原油市場が非常に引き締まる傾向は続くだろう」と予想。「カナダのシンクルード(のプラント)停止で(在庫減少が)進み、中西部の供給調達が加速している。この状況は少なくともこの先数週間続き、北海ブレントとWTIの価格差は縮まるだろう」と予想した。  一方、北海ブレントは、サウジやロシアの増産見通しに圧迫された。サウジは石油輸出国機構(OPEC)に対し、先月日量約50万バレル規模で増産したことを表明。8月出荷分の公式販売価格(OSP)を引き下げることも公表した。  この日は米国の雇用統計の内容が市場予想より好調だったこともWTI相場の押し上げ要因になり、米中貿易摩擦の影響を打ち消した。貿易摩擦の石油市場への直接的影響はまだ見られないものの、中国は(米国の追加関税措置を受けて)米国産原油に報復関税を課す可能性を示唆している。  ドイツの金融大手コメルツバンクはリポートで、中国が報復関税を発動した場合、原油の調達先を他の産油国に切り替えると指摘。石油市場が数々の供給中断で需給が既に引き締まっているため、こうした状況になれば北海ブレントは一段高になると予想した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 69.46 +0.85
NYMEX金先物 8月限 1224 +6.2
NYMEXプラチナ先物 7月限 800.6 +25.9
NYMEXガソリン 7月限 2.0435 +0.0213
WTI ・・・ 69.37 +0
シカゴコーン ・・・ 351.25 +3.25
シカゴ大豆 ・・・ 846 +4.25
シカゴコーヒー ・・・ 111 +2.2
CRB商品指数 ポイント 0 +0