石油 | 2018年07月10日 05:28 JST

〔NY石油〕WTI、ほぼ横ばい(9日)

 【ニューヨーク時事】週明け9日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、カナダ・アルバータ州のシンクルード・オイルサンド(油砂)施設の操業再開見通しなどで売りが先行したものの、米国の対イラン制裁に対する懸念などを背景に買い戻しも入り、ほぼ横ばいとなった。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値は前週末比0.05ドル(0.07%)高の1バレル=73.85ドル。9月物の清算値は0.41ドル高の71.98ドル。  アルバータ州フォートマクマレー近郊のシンクルード・オイルサンド施設(最大生産能力は日量36万バレル)は先月後半から停電のため稼働を停止中。運営親会社サンコール・エナジーは9日、当初の予想よりも早い月内にシンクルード・オイルサンドの一部生産を再開し、9月までに全面的に復旧してフル稼働に戻るとの見通しを発表した。これを受けて、受け渡し拠点である米オクラホマ州クッシングに輸送される原油の供給減少懸念が後退し、売りが活発化。外国為替市場でドル安・ユーロ高の流れが反転し、ドル建てで取引される商品に割高感が生じたことも、原油売りを後押しする要因となった。  ただ、米国による対イラン制裁を背景とした世界的な供給逼迫(ひっぱく)懸念も依然くすぶっているため、その後は買い戻しが入り、小幅ながらプラス圏を回復した。米国は対イラン制裁の実施に伴い、各国にも11月から同国産原油の輸入を全面停止するよう要請。市場関係者の間では、石油輸出国機構(OPEC)の盟主サウジアラビアによる増産でイラン産の輸出分を補えたとしても、リビアやベネズエラの生産減少に対処できるかどうか不透明との見方が台頭している。また、米国がイランの原油輸出阻止に成功した場合、米国内でシェールオイルの増産が続いていても、供給不足を埋められない公算が大きいとの観測も浮上している。  ▽ガソリン=反発した。中心限月8月物の清算値は4.00セント高の1ガロン=214.85セント。  ▽ヒーティングオイル=反発。8月物の清算値は2.73セント高の1ガロン=219.57セントだった。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 68.26 -0.03
NYMEX金先物 8月限 1231.1 -0.6
NYMEXプラチナ先物 8月限 825.8 +0
NYMEXガソリン 7月限 2.069 -0.0034
WTI ・・・ 70.26 +0
シカゴコーン ・・・ 355.25 -0.25
シカゴ大豆 ・・・ 849.75 +0
シカゴコーヒー ・・・ 110.65 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0