石油 | 2018年07月11日 08:09 JST

〔米欧石油市況・詳報〕続伸=供給懸念と米在庫減(10日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】10日の米欧石油相場は続伸した。米石油協会(API)が発表した原油在庫統計で、取り崩しが市場予想を上回ったことや、ノルウェーやリビアの供給への懸念が背景。ただ、米国がイラン産原油禁輸の適用除外の可能性を示したため、上値は抑えられた。  英国産標準油種北海ブレントの中心限月の清算値は、0.79ドル高の1バレル=78.86ドル。一時79.51ドルの高値を付けた。  米国産標準油種WTIは74.70ドルまで上昇した後、清算値は0.26ドル高の74.11ドル。  APIによると、前週の米原油在庫は680万バレル減。市場予想(ロイター通信調べ)の平均は450万バレル減だった。  リターブッシュ・アンド・アソシエーツのジム・リターブッシュ社長はリポートで、この日の相場上昇について「世界的な株高の波及効果も相場を押し上げた」と指摘した。  ブレント、WTIいずれも一時約4年ぶり高値を付けた。ただ、ポンペオ米国務長官が、イラン産原油禁輸措置の適用除外を求める一部の国の要請を検討する意向を示すと、一部値を消した。  ノルウェーのオフショアのリグで数百人の従業員がスト入りし、ロイヤル・ダッチ・シェルの油田が操業停止に追い込まれた。また、リビアの産油量がここ5カ月で半減したこともブレントの買い材料になった。  米州みずほでエネルギー先物を担当しているボブ・ヨーガー氏は、カナダのシンクルードのオイルサンド(油砂)プラントの再稼働見通しが「ノルウェーのストや地政学的状況と逆の方向に作用している」と分析。プラントが予想より早く7月にも一部再稼働する見通しが示されたため、WTIの上値は抑えられ、北海ブレントとの価格差が拡大していると指摘した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 56.25 +0.05
NYMEX金先物 12月限 1210.1 +4.1
NYMEXプラチナ先物 1月限 833.8 +8
NYMEXガソリン 11月限 1.5606 -0.005
WTI ・・・ 56.11 +0
シカゴコーン ・・・ 367 +0.75
シカゴ大豆 ・・・ 883.5 +5.5
シカゴコーヒー ・・・ 112.65 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0