������ | 2018年07月21日 08:56 JST

〔米欧石油市況・詳報〕上昇=ドル安とサウジの輸出削減で(20日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】20日の米欧石油市場は上昇。ドル相場の軟調やサウジアラビアの輸出削減が支援材料となり、米中貿易摩擦や供給増をめぐる不安を打ち消した。  米国産標準油種WTIは、取引終盤に上げ幅を拡大した。米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に2回利上げする方針について、トランプ大統領が懸念を示したとの報道が響き、ドル指数が4日ぶり安値を付けたことが背景。  WTIの8月当ぎりの清算値は、1ドル高の1バレル=70.46ドル。流動性の高い9月きりは0.02ドル高の68.26ドル。週間では約1%下げた。  英国産標準油種北海ブレントの清算値は、0.49ドル高の73.07ドル。週間では3.1%下げた。  米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した国内の石油掘削リグ稼働数は、前週比5基減と、減少幅が3月以来の大きさとなった。過去1カ月間はこのところの原油相場の下落を受け、増加幅が鈍化していた。  加えてサウジが8月に輸出を削減する意向を表明したことが、相場上昇に弾みをつけた。  米中貿易摩擦は上値を引き続き抑制している。トランプ氏は米CNBCのインタビューで、中国から輸入する5000億ドル相当の製品に追加関税を課す用意があると語った。アナリストの一部は、貿易摩擦により米中両国の石油需要が減退すれば、原油相場の重しになると見込んでいる。  エイゴン・アセット・マネジメントの主任投資オフィサーは「こうした高い関税率が世界の経済成長に与える打撃は深刻で、(原油)相場に強烈な悪影響をもたらす公算が大きい」と分析した。  また、テュケ・キャピタル・アドバイザーズ(米ニューヨーク)のアナリスト、タリク・ザヒル氏は、前週の米原油在庫が市場予想に反して増加したことと併せて、ロシアとサウジの増産の兆しが相場の重しになっていると指摘。「供給が回復しつつあるため、相場が若干軟調になっているのは無理もない」と語った。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 69.36 +0.2
NYMEX金先物 10月限 1221.2 +0
NYMEXプラチナ先物 1月限 822.5 +3
NYMEXガソリン 10月限 1.9067 +0.0063
WTI ・・・ 69.2 +0
シカゴコーン ・・・ 369.5 +0
シカゴ大豆 ・・・ 858.5 +0
シカゴコーヒー ・・・ 117.65 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0