石油 | 2018年08月11日 08:03 JST

〔米欧石油市況・詳報〕反発=週間ベースでは下落(10日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】10日の米欧石油相場は反発し、1%超上昇した。米国の対イラン制裁により供給が引き締まると見込まれた。ただ、貿易摩擦のあおりで経済成長が鈍化し、エネルギー需要が減退する不安を背景に、週間ベースでは下落した。  英国産標準油種北海ブレントの中心限月の清算値は、0.74ドル高の1バレル=72.81ドル。米国産標準油種WTIは、0.82ドル高の67.63ドル。  週間では、北海ブレントが0.5%安、WTIが1.2%安。8日に3%超下落したことが響いた。  専門家のタリク・ザヒル氏は「ここで小反発したのは意外ではない」と語る一方、米国のガソリン需要が秋に向けて減速し、製油所が保守点検で停止すれば原油在庫が積み上がるため、相場は引き続き圧迫されるとの見方を示した。  貿易摩擦の激化は経済成長見通しを不透明にするとともに、ドル相場を押し上げ、ドル建てで取引される原油の割高感につながっている。それにもかかわらず、米国が11月に予定しているイラン産原油の禁輸措置を材料に相場は上昇した。  米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表したこの日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数は、前週比10基増の計869基と、2015年3月以来の高水準で、5月以来の大幅増となった。  国際エネルギー機関(IEA)は月報を発表し、石油相場が一段と混乱する可能性を指摘。「イラン(産原油)に対する制裁措置の発効は、場合によって世界各地の生産問題と重なりかねず、供給維持が非常に困難になりかねない」との見方を示した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 65.46 +0.46
NYMEX金先物 8月限 1176.2 +5
NYMEXプラチナ先物 9月限 783.1 -5.8
NYMEXガソリン 8月限 1.9874 -0.009
WTI ・・・ 65.88 +0
シカゴコーン ・・・ 365.25 -0.75
シカゴ大豆 ・・・ 885.5 +1
シカゴコーヒー ・・・ 101.1 -0.6
CRB商品指数 ポイント 0 +0