石油 | 2018年10月09日 07:59 JST

〔米欧石油市況・詳報〕下落=中国の需要増見込みで下げ幅縮小(8日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】週明け8日の米欧石油市場の原油先物相場は一時急落したものの、中国の景気刺激策で需要が増加するとの見方から下げ幅が縮小し、ほぼ値を戻した。  英国産標準油種北海ブレントの中心限月は、一時82.66ドルの安値まで下げた後、清算値は前週末比0.25ドル安の1バレル=83.91ドルとなった。  米国産標準油種WTIの中心限月の清算値は、0.05ドル安の74.29ドル。一時73.07ドルの安値を付けた。  中国人民銀行(中央銀行)は銀行の預金準備率を引き下げると発表し、経済成長の維持を図る中国政府の姿勢を示した。アゲイン・キャピタル・マネジメント(米ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「中国が景気減速に対応したことで相場が救われた」と分析した。  複数のトレーダーによると、WTI受け渡し地点である米オクラホマ州クッシングの原油在庫が先週小幅減少したとのリポートも相場を支援した。調査会社ジェンスケープによると、10月5日時点のクッシングの原油在庫は、先週初めから1万5000バレル減少した。  米エネルギー情報局(EIA)が3日発表した国内原油在庫は大幅増加となり、これをめぐる不安が相場の重しになっていたが、今回のジェンスケープのリポートでこれが緩和された。  北海ブレントが一時83ドルを割り込む水準まで下げたのは、イランの原油輸出が米国の制裁再発動後も続くとの報が要因だった。イラン石油省のウェブサイトによると、ザンギャネ石油相はこの日、同国の輸出減少を穴埋めできるとしたサウジアラビアの主張について「ばかげている」などと語ったとされる。  この日メキシコ湾岸で操業する石油各社は、ハリケーン「マイケル」がフロリダ州など沿岸東部に接近したことを受けて、生産施設の19%を閉鎖した。予報通りならハリケーンはメキシコ湾の石油生産資産をおおむねそれる見込みだが、キルダフ氏は「ハリケーンの進路が変化すれば生産資産を直撃する」と警告した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 49.88 -1.23
NYMEX金先物 12月限 1247.4 -1
NYMEXプラチナ先物 1月限 795.9 -3.9
NYMEXガソリン 12月限 1.4104 -0.0144
WTI ・・・ 49.75 +0
シカゴコーン ・・・ 384 +1.75
シカゴ大豆 ・・・ 904.75 +4.5
シカゴコーヒー ・・・ 94.7 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0