������ | 2018年11月21日 06:25 JST

〔NY石油〕WTI、大幅反落=53ドル台、1年1カ月ぶり安値(20日)☆差替

 【ニューヨーク時事】20日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、世界的な株安を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まったことに加え、トランプ米大統領がサウジアラビアとの関係維持を優先する意向を示したことを受けて地政学的リスクが後退し、大幅反落した。この日から中心限月に繰り上がった米国産標準油種WTI1月物の清算値は前日比3.77ドル(6.59%)安の1バレル=53.43ドルと、2017年10月26日以来約1年1カ月ぶりの安値を付けた。2月物は3.75ドル安の53.57ドルだった。  この日はリスクオフムードが広がって世界的な株安となる中、株と並んでリスク資産とされる原油にも売り圧力がかかった。また、米中間の貿易摩擦問題の解消に向けた交渉が難航するのではないかとの懸念が強まる中、両経済大国のエネルギー需要鈍化に対する警戒感も台頭。ドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感も相場の下押し要因となったほか、米石油協会(API)と米エネルギー情報局(EIA)の在庫週報発表をこの日夕と翌日午前に控えて米国内の原油在庫が9週連続で増加するとの予想が出ていることも圧迫材料となった。  さらに、トランプ米大統領はこの日午後、サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害に関し、「ムハンマド皇太子が事件を把握していた可能性は十分にある」と指摘したが、関与したかどうかは明言しなかった。また、サウジは「揺るぎないパートナー」であり続けると強調したことから、中東情勢の地政学的リスクに対する懸念が後退。これを受け、相場は一段と下げ足を速めて一時52.77ドルの安値を付けた。市場では米国とサウジの関係が悪化すれば、中東からの原油供給が混乱する恐れがあるとの警戒感が広がっていた。  ▽ガソリン=3営業日ぶりに反落し、12月物の清算値は8.70セント安の1ガロン=149.59セントと、2017年6月下旬以来約1年5カ月ぶりの安値を付けた。  ▽ヒーティングオイル=反落し、12月物の清算値は9.62セント安の1ガロン=199.02セントと、4月初旬以来約7カ月半ぶりの安値を付けた。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 55.59 +0.35
NYMEX金先物 2月限 1318.1 +21.9
NYMEXプラチナ先物 3月限 805.3 +6.1
NYMEXガソリン 2月限 1.5729 -0.0109
WTI ・・・ 55.53 +0
シカゴコーン ・・・ 374.75 -5.5
シカゴ大豆 ・・・ 907.5 -9
シカゴコーヒー ・・・ 97.5 -0.45
CRB商品指数 ポイント 0 +0