石油 | 2018年11月24日 08:04 JST

〔米欧石油市況・詳報〕急落、1年超ぶり安値=週間は7週続落(23日)

 【ボストン・ロイター時事】23日の米欧石油市場の原油先物相場は8%近く急落し、1年超ぶり安値を付けた。週間では7週続落。主要産油国が減産を検討している中でも、供給過剰に対する警戒感が高まった。  英国産標準油種北海ブレントの中心限月の清算値は、3.80ドル(6.1%)安の1バレル=58.80ドル。一時は58.41ドルと2017年10月以来の安値を付けた。  米国産標準油種WTIは4.21ドル(7.7%)安の50.42ドルと、17年10月以来の安値。その後の取引で、下げ幅が拡大した。  週間では、北海ブレントが11.3%安、WTIが10.8%安。下落率は16年1月以来の大きさとなった。  供給は米国が主導する形で、需要を上回るペースで伸びている。石油輸出国機構(OPEC)は15年のような燃料在庫の積み上がりを回避するため、12月6日の総会後に減産に乗り出すと見込まれているが、今のところ相場の押し上げには奏功していない。  最大需要国の米国と中国の貿易摩擦は、相場の重しとなっている。プライス・フューチャーズ・グループ(米シカゴ)のアナリスト、フィル・フリン氏は、20カ国・地域(G20)首脳会議の開催地ブエノスアイレスで予定されている米中首脳会談に言及しながら「市場は景気減速を織り込んでおり、中国の貿易協議の不調を予想している」と分析。「OPECが今後の需要減速に迅速に対応できるとは考えていない」と付け加えた。  この日はアジアや世界の燃料の供給過剰を背景に、中国のガソリン輸出が約1年ぶりの低水準となったのを示す統計が発表されたことから、需要減退への警戒感が高まった。  アナリストの間では、OPECが来月の総会で減産方針を決めれば、原油相場が回復するとの見方が広がっている。FXTMの調査アナリストは、OPECが減産しなければ相場が一段安となり、1バレル=50ドルに向かいかねないと語った。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 56.13 +0.13
NYMEX金先物 8月限 1504.6 +0.4
NYMEXプラチナ先物 10月限 852.8 -2.6
NYMEXガソリン 8月限 1.6811 +0.0045
WTI ・・・ 56.13 +0
シカゴコーン ・・・ 359.5 +0.75
シカゴ大豆 ・・・ 855.75 +0
シカゴコーヒー ・・・ 91.45 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0