石油 | 2018年12月05日 08:27 JST

〔米欧石油市況・詳報〕続伸=米中摩擦、減産合意への不透明感で上げ幅縮小(4日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】4日の米欧石油市場の原油先物相場は続伸。米国と中国の「貿易戦争」を背景にした需要停滞や、ロシアが協調減産合意への慎重姿勢を崩していないことへの懸念から、荒い値動きの中で上昇幅が縮小した。  米国産標準油種WTIの中心限月の清算値は、0.30ドル高の1バレル=53.25ドル。荒い値動きとなり、一時は3%高の54.55ドルを付けた。  英国産標準油種北海ブレントの清算値は0.39ドル高の62.08ドル。取引序盤では63.58ドルまで値を上げた。ともに、時間外取引では小幅安となった。  トランプ米大統領は、米中が貿易問題で立場の違いを埋められなかった場合、見送った追加関税の引き上げに踏み切る姿勢を鮮明にした。これを受け、(米中協議に対する)市場の楽観的な見方が打ち消され、株式などでまとまった売りが出た。  前日の原油相場は、米中の首脳が貿易戦争の「一時休戦」で合意したことから、4%近く上昇した。6日にウィーンで開かれる石油輸出国機構(OPEC)総会で、OPEC加盟国と非加盟産油国が減産で合意するとの期待感も、相場を下支えた。  サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相はOPEC総会を前に、合意条件がまだ固まっておらず、協調減産合意を確実視するのは時期尚早だと語った。  複数の関係者は4日、OPEC加盟国と非加盟産油国が少なくとも日量130万バレルの減産合意に向けて作業を進めていると指摘。ただ、ロシアは大幅減産に慎重な姿勢を示しているとの認識も示した。  米金融大手ゴールドマン・サックスはリポートで、「季節に逆行して在庫が大幅に積み上がる状況を解消するのには、OPECとロシアによる日量130万バレルの減産が必要になろう」と分析した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 52.58 -1.35
NYMEX金先物 12月限 1242.7 -4.6
NYMEXプラチナ先物 1月限 797.5 -10.3
NYMEXガソリン 12月限 1.4782 -0.0353
WTI ・・・ 51.21 +0
シカゴコーン ・・・ 384.25 +0.5
シカゴ大豆 ・・・ 907 -7
シカゴコーヒー ・・・ 98.8 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0