石油 | 2019年01月11日 08:23 JST

〔米欧石油市況・詳報〕FRB議長発言受け続伸=伸びは鈍化(10日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】10日の米欧石油市場の原油先物相場は続伸。株価を押し上げたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が買いを支援した。ただ、米中貿易摩擦をめぐる楽観の後退に伴い、1週間余り続いている原油価格の上昇は鈍化した。  英国産標準油種北海ブレントの中心限月の清算値は0.24ドル(0.4%)高の1バレル=61.68ドルと、2007年9月以来となる9営業日続伸。  米国産標準油種WTIの中心限月の清算値は、0.23ドル(0.4%)高の52.59ドルで、同じく9日続伸した。  清算値確定前にWTIは一時52.78ドル、北海ブレントは61.91ドルと、いずれも約1カ月ぶり高値を付けた。  米国と中国の次官級貿易協議は3日間行われ、9日に終了した。世界の金融市場は、米中が全面的な「貿易戦争」を回避するとの期待感に包まれていた。ただ、米中両国が発表した声明が、前向きなトーンながら具体的な内容を欠き、漠然としていたことから、相場の伸びは鈍化した。  この日の取引終盤は、パウエルFRB議長の発言が、原油を含むリスク資産の相場を押し上げた。パウエル氏はFRBに金融政策を忍耐強く判断する力があるとする一方、これまで以上に資産圧縮を進める方針を示した。  アゲイン・キャピタル・マネジメントのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「パウエル氏のメッセージには強弱観が交錯したものの、十分緩和的な内容だったと考えている」と語り、「利上げに慎重な金融政策への転換を継続し、原油価格の上昇を支援した基調的経済への支援を強化するという内容だ」と分析した。  ただ、投資家の間には、世界経済の減速をめぐる警戒感が根強く残った。中国が発表した昨年12月の生産者物価指数(PPI)が約2年ぶりの低い伸びにとどまり、デフレリスクの兆候が示されたことも、警戒感を強める要因になった。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 59.03 +1.09
NYMEX金先物 3月限 1305 -4.3
NYMEXプラチナ先物 3月限 851.2 +7
NYMEXガソリン 3月限 1.8931 +0.0153
WTI ・・・ 59.07 +0
シカゴコーン ・・・ 371.25 +0
シカゴ大豆 ・・・ 904 +1.25
シカゴコーヒー ・・・ 94.6 -2.05
CRB商品指数 ポイント 0 +0