石油 | 2019年01月12日 08:37 JST

〔米欧石油市況・詳報〕大幅反落、景気減速懸念で=週間では上昇(11日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】11日の米欧石油市場の原油先物相場は大幅反落、2%近い下げとなった。世界経済の減速が懸念され、米中貿易摩擦緩和への期待を背景とした続伸は9営業日で止まった。それでもこれまでの値上がりが貯金となり、週間ベースでは上昇した。  英国産標準油種北海ブレントの中心限月の清算値は1.2ドル(1.95%)安の1バレル=60.48ドル。  米国産標準油種WTIの中心限月の清算値は1ドル(1.9%)安の51.59ドル。  それでも、両油種とも週間ベースで2週続伸。ブレントは約6%高、WTIは約7.6%高。  米中の全面的な貿易戦争が回避されるとの期待が今週の特に前半は原油相場を支援した。3日間の米中次官級貿易協議は9日に終わり、その内容に関して具体的な発表はなかったものの、閣僚協議が月内にも開かれる可能性がある。  米ミネソタ州のコモディティブローカー、CHSヘッジングのエネルギー市場アナリスト、トニー・ヘドリック氏は「数日間の上昇の後で、相場は一服しているだけだ」と述べた。  市場参加者は依然として、世界的な景気減速への懸念をもたらした一連の最近の経済統計を警戒している。  関係筋がロイター通信に語ったところによると、中国は2019年の経済成長目標を、昨年の6.5%「前後」よりも低い6~6.5%に設定する方針だ。  シドニーのフレーム・ファンズのポートフォリオマネジャー、ヒュー・フレーム氏は「もし経済が減速すれば、成長に相関関係のある原油相場はアンダーパフォームするだろう」と語った。  供給サイドでは、石油輸出国機構(OPEC)と、ロシアを含む非OPEC産油国の協調減産が原油相場を支えている。  関係筋が11日ロイター通信に明らかにしたところによると、ロシアの1月1~10日の原油生産は平均で日量1138万バレルと、過去最高だった先月の同1145万バレルから減少した。米国が対イラン制裁を再開した11月以来、同国からの原油輸出が減っていることも、原油相場を支えている。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 53.01 -0.81
NYMEX金先物 1月限 1282.5 +0.7
NYMEXプラチナ先物 1月限 786.5 +3.5
NYMEXガソリン 1月限 1.4015 -0.0298
WTI ・・・ 52.54 +0
シカゴコーン ・・・ 379 -0.5
シカゴ大豆 ・・・ 909.25 +3.5
シカゴコーヒー ・・・ 103.75 +0.4
CRB商品指数 ポイント 0 +0