石油 | 2019年04月06日 07:36 JST

〔米欧石油市況・詳報〕上昇=米雇用統計やリビア情勢を材料視(5日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】5日の米欧石油市場の原油先物相場は、約1.5%上昇した。堅調な内容の米雇用統計が原油需要減退をめぐる不安を緩和し、リビアの紛争激化で供給が引き締まると見込まれた。米中貿易協議が合意に近づいているとの楽観的見方も相場を押し上げた。  英国産標準油種北海ブレントの中心限月の清算値は、0.94ドル(1.35%)高の1バレル=70.34ドル。一時70.46ドルと、昨年11月12日以来の高値を付けた。  米国産標準油種WTIは、11月6日以来の高値となる63.24ドルまで上昇した後、清算値は0.98ドル(1.58%)高の63.08ドルだった。  週間では、ブレントが2週続伸、WTIは5週続伸。  米労働省が5日発表した3月の雇用統計によると、就業者数の伸びは17カ月ぶり低水準から加速した。RJOフューチャーズ(米シカゴ)の上級商品ストラテジスト、ジョシュ・グレーブス氏は「この統計で(原油価格は)この先2週間ほど60ドル超の水準を十分維持できる」との見方を示した。  石油輸出国機構(OPEC)加盟国リビアの原油供給が、軍事行動の影響で中断する可能性も支援材料になった。東部を拠点とする軍事組織を率いるハフタル司令官は首都トリポリへの進軍を命じ、国際社会に承認されている暫定政府との緊張が高まった。アゲイン・キャピタル(米ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「リビア情勢も支援材料だが、現時点で原油供給は続いており、この先も維持される可能性が高い」と分析した。  米中貿易協議をめぐる楽観的見方が強まっている状況も、原油相場を支援した。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、来週テレビ会議で協議を継続すると明らかにした。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 57.62 -0.03
NYMEX金先物 8月限 1411.2 -4.3
NYMEXプラチナ先物 8月限 842.3 -0.1
NYMEXガソリン 7月限 1.8918 +0.0056
WTI ・・・ 57.41 +0
シカゴコーン ・・・ 435.25 -1
シカゴ大豆 ・・・ 887.75 -1
シカゴコーヒー ・・・ 104.1 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0