石油 | 2019年04月12日 07:37 JST

〔米欧石油市況・詳報〕反落=OPEC増産観測と米在庫増で(11日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】11日の米欧石油市場の原油先物相場は反落。ベネズエラとイランの供給が一段と減少し、相場の上昇基調が続いた場合、石油輸出国機構(OPEC)が7月から増産に転じる可能性を複数の関係者が指摘した。  米国内原油在庫の増加も、米国産標準油種WTIを押し下げた。中心限月の清算値は1.03ドル安の1バレル=63.58ドル。  英国産標準油種北海ブレントは、0.90ドル安の70.83ドルだった。  国際エネルギー機関(IEA)がこの日公表したベネズエラの産油量は、米国の制裁が要因で日量100万バレルを割り込み、OPECが前日発表した96万バレルを下回った。イランについては米国が制裁を強化するとの見方が有力で、この通りになれば5月過ぎに産油量が一段と細る見込み。  関係者らによると、ロシアなど非加盟産油国との協調減産の取り組みが延長されると需給が過度に引き締まりかねないため、ベネズエラとイランの産油量減少と相場上昇が続いた場合、OPECが増産にかじを切る可能性があるという。OPECと非加盟産油国は6月25~26日にウィーンで会合を開き、生産政策を協議する。  OPEC増産をめぐる市場の不安は、米国の増産に対する警戒感を一段と強めた。米エネルギー情報局(EIA)が発表した前週の国内原油在庫は700万バレル増で、17カ月ぶりの高水準に膨らんだ。また、米産油量は日量1220万バレルと過去最高水準を維持し、ロシアやサウジアラビアを上回り世界首位になった。  みずほ銀行のエネルギー先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は、米国の増産と地域的な製油所の停止が原油の現物市場を圧迫し、WTI相場の一段の重しになっていると分析した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 53.76 +0.72
NYMEX金先物 6月限 1344.6 +0
NYMEXプラチナ先物 7月限 805.8 +7.7
NYMEXガソリン 6月限 1.7355 +0.0187
WTI ・・・ 53.69 +0
シカゴコーン ・・・ 441 -2.25
シカゴ大豆 ・・・ 903.25 -4.25
シカゴコーヒー ・・・ 96.25 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0