石油 | 2019年04月25日 08:06 JST

〔米欧石油市況・詳報〕約半年ぶり高値圏=米在庫増と供給不安でもみ合う(24日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】24日の米欧石油市場の原油先物相場は、約半年ぶりの高値圏でもみ合った。米原油在庫が2017年10月以来の高水準まで増加した一方、石油輸出国機構(OPEC)の減産や、ベネズエラとイランに対する米国の制裁措置を要因とする供給逼迫(ひっぱく)が警戒された。  英国産標準油種北海ブレントの中心限月の清算値は、0.06ドル高の1バレル=74.57ドル。相場は23日に続き24日も74.73ドルまで上昇し、昨年11月1日以来の高値を付けた。  米国産標準油種WTIの清算値は、国内在庫の積み上がりが重しになり、0.41ドル安の65.89ドル。前日は昨年10月31日以来の高値となる66.60ドルを付けた。  米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した前週の米原油在庫は550万バレル増と、市場予想の130万バレル増を大幅に上回る積み上がりとなった。ただ、製油所稼働率は90.1%と、2月初旬以来の高水準まで上昇した。  リッターブッシュ・アンド・アソシエーツのジム・リッターブッシュ社長はリポートで、「特に米製油所稼働率が市場予想を上回る2.5%の上昇となったにもかかわらず、(原油在庫が)積み上がったのは弱気材料だ」と分析した。  サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相はこの日、5月の同国産油量は前数カ月とさほど変わらないと述べ、供給が減少するイラン産原油の穴埋めには直ちに動かない意向を表明。その上で、OPECとロシアなど非加盟産油国の協調減産合意による生産枠をサウジが順守していく考えであるものの、6月の産油量は取引先の需要によって決める方針だと付け加えた。  みずほ銀行のエネルギー担当アナリストはリポートで、「イランの輸出減少で需給が極度に引き締まり始めた場合、サウジには協調減産合意に違反せず、協調減産の取り組みを壊すこともなく、影響を緩和する力がある」と指摘した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 55.3 +0.44
NYMEX金先物 7月限 1426.1 +10.1
NYMEXプラチナ先物 8月限 845.2 +12.8
NYMEXガソリン 7月限 1.8342 +0.0133
WTI ・・・ 55.05 +0
シカゴコーン ・・・ 424.5 +7.5
シカゴ大豆 ・・・ 881.25 +19.75
シカゴコーヒー ・・・ 107.15 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0