石油 | 2019年05月16日 05:24 JST

〔NY石油〕WTI、続伸(15日)

 【ニューヨーク時事】15日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国内の供給過剰懸念が圧迫材料となったものの、中東の地政学的リスクを警戒したした買いなどが入り、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値は前日比0.24ドル(0.39%)高の1バレル=62.02ドル。7月物の清算値は0.28ドル高の62.24ドルだった。  米石油協会(API)が14日夕に発表した10日までの1週間の米原油在庫は前週比860万バレル増と、市場予想(ロイター通信拡大版調査)の80万バレル減に反し、大幅な積み増しとなった。これを受けて、原油相場は午前中ごろまでマイナス圏で沈んでいた。ただ、米エネルギー情報局(EIA)が発表した最新週の原油在庫が前週比540万バレル増と、積み増し幅がAPIを下回ったため、米国内の供給過剰に対する過度の懸念が後退。ガソリン在庫が110万バレル減と、取り崩し幅が予想(30万バレル減)を上回ったことも好感され、相場はプラス圏に浮上した。  また、中東の地政学的リスクの高まりも原油相場の押し上げに寄与。米国とイランの指導部は14日、両国間の戦争は望まないと相次いで表明したが、米政権は空母打撃群や戦略爆撃機を中東に派遣するなどイランに対する圧力を強めており、軍事的緊張が高まっている。また、サウジアラビア内閣は同日の声明で、2カ所の石油パイプライン施設が破壊行為を受けたことについて、イランが支援する民兵も含め、破壊行為などを実行する全てのテロ組織に立ち向かう重要性を強く訴えたとの報も伝えられている。  このほか、外国為替市場では朝方にドルが対ユーロでいったん上昇したものの、午前中ごろには軟調に転じ、ドル建てで取引される原油などの商品に割安感が生じたことも原油買いを後押しした。  ▽ガソリン=続伸。中心限月6月物の清算値は3.60セント高の1ガロン=201.27セント。  ▽ヒーティングオイル=続伸。6月物の清算値は2.74セント高の1ガロン=208.63セント。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 55.3 +0.44
NYMEX金先物 7月限 1426.1 +10.1
NYMEXプラチナ先物 8月限 845.2 +12.8
NYMEXガソリン 7月限 1.8342 +0.0133
WTI ・・・ 55.05 +0
シカゴコーン ・・・ 424.5 +7.5
シカゴ大豆 ・・・ 881.25 +19.75
シカゴコーヒー ・・・ 107.15 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0