石油 | 2019年05月22日 08:07 JST

〔米欧石油市況・詳報〕もちあい=イラン情勢や米中摩擦で方向感欠く(21日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】21日の米欧石油市場の原油先物相場はもちあい。米国とイランの間の緊張の高まりが供給混乱につながるとの見方が出た半面、長引く米中貿易戦争で原油需要が抑えられると懸念された。  英国産標準油種北海ブレント原油先物の清算値は、0.21ドル高の1バレル=72.18ドル。米国産標準油種WTI先物は、納会を迎えた6月きりが0.11ドル安の62.99ドル。7月きりの清算値は63.13ドルだった。  清算後の取引では、下げ幅がやや拡大。米石油協会(API)が発表した前週の原油在庫が240万バレル増と、市場予想(59万9000バレル減)に反して積み上がったことが嫌気された。  米国と他国の応酬を背景に、原油相場は方向感を欠いた。アゲイン・キャピタル(米ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「中国をめぐる状況は弱材料で、イラン情勢が強材料。相場はこう着状態が続いている」と分析した。  石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国の協調減産により、需給は既に引き締まっている。ナイジェリアの主要パイプライン閉鎖やロシアの供給混乱も加わり、需給がさらに引き締まった。  米中両国が互いに関税をかけ合う貿易摩擦の激化を受け、世界経済の減速懸念が高まった。アジア各国には既に貿易摩擦による悪影響の兆しが見られている。米ドル指数は4週間ぶり高水準に上昇し、世界各地でドル建てで取引される原油がより割高になっている。  4月の米中古住宅販売戸数が2カ月連続で減少したことも、原油相場の地合いを弱めた。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 56.21 +0.13
NYMEX金先物 8月限 1500.4 -2.9
NYMEXプラチナ先物 10月限 856.8 -0.9
NYMEXガソリン 8月限 1.6644 +0.0004
WTI ・・・ 56.19 +0
シカゴコーン ・・・ 365 +2.75
シカゴ大豆 ・・・ 854 +6.5
シカゴコーヒー ・・・ 91.3 +0.15
CRB商品指数 ポイント 0 +0