石油 | 2019年07月16日 07:48 JST

〔米欧石油市況・詳報〕下落=熱帯低気圧の影響弱まる、中国統計が圧迫(15日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】15日の米欧石油市場の原油先物相場は下落した。熱帯低気圧「バリー」の米メキシコ湾岸での原油生産・精製への影響が短期にとどまる兆候が相場を押し下げた。中国の経済統計で原油需要見通しが悪化したことも響いた。  英国産標準油種北海ブレント先物の中心限月9月きりの清算値は、0.24ドル安の1バレル=66.48ドル。米国産標準油種WTI先物の中心限月8月きりの清算値は0.63ドル(1.1%)安の1バレル=59.58ドル。ブレント、WTIとも先週は、米原油在庫の減少や中東情勢の緊張を背景に、週間ベースで3週間ぶりの大幅上昇となった。  OANDA(ニューヨーク)のシニアアナリスト、エドワード・モヤ氏は「熱帯低気圧の影響が弱まる中、石油会社各社が労働者を沖合プラットフォームに戻したことで原油相場は軟化した」と指摘。「大きな被害がなかったため、石油生産は再開し始める見込みだ。原油相場が先週の上昇分をいくらか削ると予想できる」と語った。バリーの接近で操業を停止していた米メキシコ湾岸の製油所1カ所は操業を再開。バリーの進路上にあった他の製油所は操業を続けた。米内務省安全環境執行局(BSEE)が15日発表したリポートによると、同日時点で米当局管轄下のメキシコ湾の全産油量の69%相当が依然操業を停止中。操業停止の比率は14日時点に比べて4%低下した。  15日発表された中国統計では6月の鉱工業生産と小売売上高がいずれも予想を上回ったが、4~6月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.2%増と、少なくとも27年ぶりの低水準となった。米国との貿易摩擦の影響が浮き彫りになった。  欧米と中東との緊張の緩和も原油先物相場を圧迫。イランのロウハニ大統領は14日の演説で、米国が制裁を解除し、昨年離脱した核合意に復帰すれば、同国との協議に応じる用意があると表明した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 54.17 +0.63
NYMEX金先物 8月限 1526.6 -1.4
NYMEXプラチナ先物 10月限 855.3 +10.3
NYMEXガソリン 8月限 1.6428 +0.0194
WTI ・・・ 54.05 +0
シカゴコーン ・・・ 359.75 +1.25
シカゴ大豆 ・・・ 843.25 +12.75
シカゴコーヒー ・・・ 92.6 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0