石油 | 2019年08月21日 04:59 JST

〔NY石油〕WTI、まちまち(20日)

 【ニューヨーク時事】20日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、需要減速懸念が重しとなり一時、売りが先行したものの、ドル安に伴う割安感などを背景に買い戻され、まちまちとなった。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値は前日比0.13ドル(0.23%)高の1バレル=56.34ドル。10月物の清算値は0.01ドル安の56.13ドルだった。  相場は午前に一時55.28ドルまで下落。中東の地政学的リスクの高まりを警戒した前日の買いの流れが一服し、米株安などを眺めて売りが先行した。ただ、売り一巡後は、外国為替市場でドルが対ユーロで下落し、ドル建てで取引される原油などの商品に割安感が生じたことが買い戻しを後押しし、前日清算値近辺に値を戻した。  中国人民銀行(中央銀行)が20日に新たな金利決定メカニズムを導入し、「実質的な利下げ」(市場関係者)に踏み切るなど、主要国による景気浮揚に向けた動きを受けて、過度の景気減速懸念がひとまず和らぎ、エネルギー需要の先行き不安は抑えられた。米商務省は19日、中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)に対する制裁をめぐり、一部に限定して米企業との取引を認める猶予措置の期限を延長する方針を発表。期限延長でわずかながら米国が中国への態度を軟化させたとの見方が一部で浮上したことも支援要因となったもよう。  市場の次の注目材料は、20日夕と21日午前に発表される官民の米在庫週報。ロイター通信の拡大版調査によると、16日までの1週間の米原油在庫は前週比190万バレルの取り崩しとなったもようだ。ガソリン在庫、ディスティレート(留出油)在庫はそれぞれ20万バレル増、30万バレル増と、小幅な積み増しが見込まれている。  ▽ガソリン=3営業日続伸。中心限月の9月物の清算値は1.67セント高の1ガロン=168.11セント。  ▽ヒーティングオイル=3営業日続伸した。9月物の清算値は2.12セント高の1ガロン=185.43セント。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 54.85 +6.32
NYMEX金先物 9月限 1490.9 +15.9
NYMEXプラチナ先物 10月限 952.2 +5.1
NYMEXガソリン 9月限 1.5531 +0.1759
WTI ・・・ 54.71 +0
シカゴコーン ・・・ 368.75 +2.75
シカゴ大豆 ・・・ 898.75 +0
シカゴコーヒー ・・・ 99.5 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0