石油 | 2019年08月23日 11:36 JST

〔週間見通し〕WTI、方向感乏しい=三井住友DSAM・市川氏

 市川雅浩・三井住友DSアセットマネジメントシニアストラテジスト=来週の原油相場は基調としては方向感に乏しい状態が続くと予想する。ただ、日本時間今夜に米ワイオミング州ジャクソンホールで予定されている、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演の内容次第では、やや振れ幅が大きくなるリスクがある点には注意が必要だろう。予想レンジは1バレル=53~58ドル。  市場参加者の関心は現在、原油そのものの需給よりもむしろ、米中貿易摩擦問題や各国の金融政策に向かっている。米中関係が重しとなっているため上値は重いが、利下げなど金融政策対応が期待されるため、下値も限られている。来週ももみ合いの状況に変化はないと考えている。  原油の需給環境は決して悪くない。供給面では、7月に石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国が協調減産を2020年3月まで継続することを決め、実際に7月のOPECの生産量は6月より減っている。需要面でも、米国ではドライブシーズンでガソリン在庫が減少している。  パウエルFRB議長のジャクソンホール講演については、市場の期待通りややハト派的な発言が出ると予想している。発言を受けて原油相場の振れ幅は若干大きくなる可能性はあるが、極端なサプライズはないだろう。市場が議長講演を好感し、リスク選好ムードが広がるようであれば、株高やドル安が原油相場の間接的な押し上げ要因になるだろう。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 58.19 +0.2
NYMEX金先物 9月限 1498.4 +4.6
NYMEXプラチナ先物 10月限 942.4 +4.5
NYMEXガソリン 9月限 1.7007 -0.0183
WTI ・・・ 57.87 +0
シカゴコーン ・・・ 372.75 -1.75
シカゴ大豆 ・・・ 893 -10.75
シカゴコーヒー ・・・ 98.35 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0