石油 | 2019年08月24日 07:27 JST

〔米欧石油市況・詳報〕下落=米中貿易摩擦激化で(23日)

 【ニューヨーク・ロイター時事】23日の米欧石油市場の原油先物相場は下落した。中国が同日、米国による制裁関税「第4弾」への報復として、原油など米国からの輸入品約750億ドル相当に追加関税を課すと表明したことを受けた。米中の貿易摩擦が一段とエスカレートする。  英国産標準油種北海ブレント先物の中心限月10月きりの清算値は、0.58ドル(1%)安の1バレル=59.34ドル。米国産標準油種WTI先物の中心限月10月きりの清算値は、1.18ドル(2.1%)安の1バレル=54.17ドル。週間ではWTIが1.3%安、ブレントは1.2%高。  中国商務省によると報復関税の対象は5078品目で、5%または10%の税率を上乗せする。原油のほか、大豆など農産物や小型航空機が含まれる。  これに対しトランプ米大統領はツイッターで、中国に進出する米国企業に対し、事業拠点の撤退と米国での生産を検討するよう命じた。  リッターブッシュ・アンド・アソシエーツ社長のジム・リッターブッシュ氏は「われわれは今も米中貿易摩擦を主要な弱気材料とみている。米中対立により年内はこの先、石油需要の一段の減少方向の調整が必要になる公算が大きい」と述べた。  投資家はまた、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれている年次経済シンポジウムで23日行った講演に注目した。パウエル氏は「米景気は好調」との認識を示した上で、FRBが現在の景気拡大を持続させるため「適切に行動する」と語った。FRBが次回9月の金融政策会合で利下げするかどうかについての手掛かりは少なかった。  米セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は23日、FRBの次回9月の政策会合では0.50%の大幅利下げをめぐり「活発な議論」が行われるとの見方を示した。  石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した、23日時点の米エネルギー各社の石油掘削リグ稼働数は前週比16基減。約4カ月ぶりの大幅減で、稼働数は2018年1月以来の低水準となった。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 58.19 +0.2
NYMEX金先物 9月限 1498.4 +4.6
NYMEXプラチナ先物 10月限 942.4 +4.5
NYMEXガソリン 9月限 1.7007 -0.0183
WTI ・・・ 57.87 +0
シカゴコーン ・・・ 372.75 -1.75
シカゴ大豆 ・・・ 893 -10.75
シカゴコーヒー ・・・ 98.35 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0