貴金属 | 2015年11月25日 16:43 JST

〔インサイト〕金現物、続伸=ロシア軍機撃墜受け(25日)

 【シンガポール・ロイターES=時事】欧州時間25日朝方の金現物相場は、前日に続き上昇している。ドル安に加え、トルコによるロシア軍機撃墜で緊張が高まったことが背景。ただ、12月の米利上げ観測が相場の上げ幅を抑えている。  トルコは24日、シリア国境付近でロシア軍機を撃墜したと発表。トルコ領空の侵犯を理由としている。北太平洋条約機構(NATO)加盟国とロシアとの間の軍事衝突としては、知られている中ではここ50年間で最も深刻な事件の一つとなった。  オバマ米大統領とオランド仏大統領はワシントンで行った会談で、事態の深刻化を避けるべきだと呼び掛けた。一方NATOのストルテンベルグ事務総長は、加盟国トルコと連帯する姿勢を強調した。  この緊張は株価やドルの下落をもたらし、一方で安全資産とされる円や金、国債の相場を押し上げた。  金現物は0645GMT時点で1オンス当たり0.3%高の1078.61ドル。前日は0.6%高だった。  HSBCのアナリスト、ジェームズ・スティール氏は「質への逃避で金は上昇した。投資家は世界情勢の緊張の高まりを受け、金融市場の不安定さからの安全を求めた」と説明。その一方で「金相場は支援されるかもしれないが、力強い上昇は予想していない。そこそこの値上がりにとどまるとみている。上値方向には抵抗線が多い」と語った。  このところの上昇にもかかわらず、金は12月の米利上げ観測の高まりを受けて先週付けた約6年ぶり安値の1064.95ドルから、それほど離れていない。24日発表された7~9月期の米GDP(国内総生産)改定値が速報値から上方修正されたことも、12月利上げ観測を支援した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 63.97 +0.02
NYMEX金先物 1月限 1338 -9.1
NYMEXプラチナ先物 2月限 1007.9 -4.1
NYMEXガソリン 1月限 1.8584 +0.0143
WTI ・・・ 63.87 +0
シカゴコーン ・・・ 353 -1.5
シカゴ大豆 ・・・ 968.75 +4
シカゴコーヒー ・・・ 121.6 -1.5
CRB商品指数 ポイント 196.4045 +0