貴金属 | 2017年08月10日 07:17 JST

〔NY金市況・詳報〕反発=北朝鮮情勢緊迫で(9日)☆差替

 【ニューヨーク、ロンドン・ロイターES=時事】9日の金現物相場は、約2カ月ぶりの高値水準に反発した。北朝鮮が米領グアム島周辺を攻撃する計画を検討中と威嚇したのに対し、トランプ米大統領が核兵器の「火力」で対抗すると警告。安全資産としての買いが膨らんだ。  両国の緊張関係は世界の市場に影響を与え、投資家の多くは株を避け、安全資産であるスイス・フランや国債、金塊に買いを入れた。  金現物は米東部時間午後2時半(1830GMT)時点で、1.25%高の1オンス=1275.98ドル。一時、6月中旬以来の高値となる1276.10ドルを付けた。一日当たりの上げ幅としては、直近約3カ月で最も大きかった。  先物の中心限月12月物の清算値は1.3%高の1オンス=1279.30ドル。  サクソバンクの商品ストラテジスト、オーレ・ハンセン氏は「マーケットは不確実性を嫌気する。それが今われわれが置かれている状況だ」と指摘。「今後については、北朝鮮との衝突や、株式市場が混乱したりしない限り、(金相場の)上限は1295ドルだ」と語った。  金相場は8日には、予想より堅調だった米雇用統計を受け、2週間ぶり安値を付けた。投資家は、金利上昇ペースについてのさらなる手掛かりとして、今週末の米インフレ指標の発表を待っている。  ANZのアナリスト、ダニエル・ハイネス氏は「この12時間で幾つかの強弱材料があった。北朝鮮に対するトランプ米大統領のコメントで、ドル高の流れはすぐに反転した」と述べた。  ドル相場は9日、対主要通貨バスケットで反落し、スイス・フランに対して約2週間ぶりの安値を付けた。ドル建てで取引される金塊は、海外の投資家にとって、ドル安になると、割安感が生じる。  ETFセキュリティーズのアナリストは「威嚇が続くようなら、金相場はさらに上昇する可能性がある」と述べた。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 48.51 +0.12
NYMEX金先物 8月限 1285.7 +1.9
NYMEXプラチナ先物 9月限 980.7 +0
NYMEXガソリン 8月限 1.624 -0.0085
WTI ・・・ 48.54 +0
シカゴコーン ・・・ 352 -3
シカゴ大豆 ・・・ 937.5 -6.5
シカゴコーヒー ・・・ 128.25 +0.2
CRB商品指数 ポイント 177.4971 +0