貴金属 | 2017年10月11日 06:56 JST

〔NY金市況・詳報〕金現物、上伸=スペインや北朝鮮情勢が下値支える(10日)

 【ニューヨーク、ロンドン・ロイターES=時事】10日の金現物相場は上昇し、約2週間ぶりの高値を付けた。ドル安と、スペインや北朝鮮の地政学的な緊張が金相場を支えた。ただ米追加利上げ観測が金の上げ幅を抑えた。  北朝鮮は10日に朝鮮労働党創建記念日を迎え、投資家は普段に増して神経をとがらせた。トランプ米大統領がツイッターで軍事行動を念頭に置いていることを示唆する中、ロシアと中国は9日にそれぞれ関係各方面に対し、北朝鮮について自制を呼び掛けた。  スペインではカタルーニャ自治州の独立を問う住民投票で独立賛成派が勝利した問題をめぐり、同州政府のプチデモン首相は10日、中央政府との緊張緩和を呼び掛けた。  ドル指数は下落し、米株式市場では主要株価指数が史上最高値を更新、米国債利回りは低下した。  ソシエテ・ジェネラルのアナリスト、ロビン・バール氏は「米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げする見込みなので、われわれは金が現在の取引レンジからもちあい放れし、1250ドルの水準に向けて下げると予想する。地政学的な緊張が下値を支えている」と語った。金現物相場は米東部時間午後1時53分(1753GMT)時点で0.5%高の1オンス=1289.81ドル。一時は9月下旬以来の高値となる1294.25ドルを付けた。先物12月きりの清算値は0.7%高の1293.80ドル。  ニューヨークのヘレウス・メタル・マネジメントのミゲル・ペレスサンタラ副社長は「金相場を押し下げている唯一のニュースは無論、迫り来るFRBの利上げだが、これら政治的問題が今よりずっと悪化すれば、1300ドルが天井にはならないだろう」と、スペインや北朝鮮への懸念に言及した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 52.04 +0.02
NYMEX金先物 12月限 1283 +0
NYMEXプラチナ先物 1月限 924.6 -0.7
NYMEXガソリン 10月限 1.6429 +0.008
WTI ・・・ 51.82 +0
シカゴコーン ・・・ 348.5 +0
シカゴ大豆 ・・・ 984.25 +0
シカゴコーヒー ・・・ 124.1 -0.05
CRB商品指数 ポイント 184.2388 +0