貴金属 | 2018年04月13日 12:44 JST

〔週間見通し〕NY金、強含みで推移か=ニッセイ基礎研・上野氏

 上野剛志・ニッセイ基礎研究所シニアエコノミスト=来週のニューヨーク金先物相場は、強弱両材料が交錯する中、強含みで推移しそうだ。中心限月の予想レンジは1オンス=1320~1370ドル。方向感は上向きだが、一気に1400ドルを超えるような状況にはならないと予想している。  材料を見ると、まずシリアをめぐる地政学的リスクがある。トランプ米大統領の発言を受け、欧米のシリアに対する早期の攻撃可能性は低下した可能性がある。ただ、このまま解決に向かうとは考えにくく、来週も警戒感が強まる場面がありそうだ。  トランプ政権の保護主義への警戒も高まりそうだ。例年、4月半ばに米国の為替報告書が発表される。他国の通貨政策に対する批判のトーンが強まり、米国のドル安志向が改めて浮き彫りになるとみられる。さらに、17~18日に日米首脳会談が予定されている。米国が日本に対して通商圧力を高めることが想定され、保護主義姿勢の高まりと受け止められるだろう。  一方、上値を抑制する要因がある。16日に米国の3月の小売売上高、17日に中国の1~3月期の国内総生産(GDP)発表がそれぞれ予定されている。米中の二大経済大国で景気の底堅さが示された場合、安全資産とされる金の需要は抑制される。テクニカル面を見ても、今年に入って1350ドルを超える局面が数回あったが、いずれも長続きしておらず、天井感が出やすくなっている。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 68.29 +0
NYMEX金先物 5月限 1345.4 -1.1
NYMEXプラチナ先物 7月限 940.1 -1
NYMEXガソリン 4月限 2.0774 +0.0112
WTI ・・・ 68.25 +0
シカゴコーン ・・・ 382 +0
シカゴ大豆 ・・・ 1037.25 +0
シカゴコーヒー ・・・ 114.25 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0