貴金属 | 2018年07月12日 07:10 JST

〔NY金市況・詳報〕金現物、下落=米国の対中追加関税受けたドル高(11日)

 【ニューヨーク、ロンドン・ロイター時事】11日の金現物相場は下落した。トランプ米政権が中国から輸入する2000億ドル相当の製品に新たに関税を上乗せする方針を示したことで、米国がいずれ貿易戦争から手を引くとの期待がしぼみ、資金が安全な逃避先を求めてドルに流れたことが背景。  トランプ大統領は10日、10%の追加関税の対象となり得る中国製品のリストを公表。民間の意見を聴取する期間を2カ月設けた上で関税を発動する。この報を受け、ドルは人民元に対し11カ月ぶり高値に上伸した。ドル相場が上昇すると、米国以外の投資家にとって金は割高になる。  金現物相場は米東部時間午後1時34分(1734GMT)時点で0.9%安の1オンス=1243.57ドル。一時は8日ぶり安値となる1242.55ドルまで下げた。  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きりの清算値は、11ドル(0.9%)安の1244.40ドル。  INGのアナリスト、オリバー・ニュージェント氏は「金オプションは上昇を続けている。人々が相場上昇を想定したポジション構築をしているということだ。金に対するポジティブな心理を指し示している。しかし現在は資金は様子見の状態だ」と語った。  ロイター通信のテクニカルアナリスト、ワン・タオ氏によると、金の次の下値支持線は1237ドルと指摘する。  オアンダのアジア太平洋地域取引責任者、スティーブン・イネス氏は「貿易戦争リスクがエスカレートすると、投資家はリスク回避に走る。私は常にヘッジ手段として金を保有するが、安全資産を求める資金がドルに流れている中で、金保有はより困難な選択になっている」と説明した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 69.46 +0.24
NYMEX金先物 8月限 1224 -5.3
NYMEXプラチナ先物 10月限 806.3 +0.5
NYMEXガソリン 7月限 2.0435 +0.007
WTI ・・・ 69.37 +0
シカゴコーン ・・・ 351.25 +0.5
シカゴ大豆 ・・・ 846 +4
シカゴコーヒー ・・・ 108.8 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0