貴金属 | 2018年08月11日 07:59 JST

〔NY金市況・詳報〕ほぼ変わらず=トルコ・リラ安で需要増も上値削る(10日)

 【シカゴ、ロンドン・ロイターES時事】10日の金現物相場はほぼ変わらず。トルコ・リラ急落の危機を受け、安全な投資先として需要が高まったものの、米ドル高で他の通貨を持つ投資家にとってドル建ての金が割高となる中、序盤の上昇を維持できなかった。  金現物は1743GMT(日本時間午前2時43分)時点で、横ばいの1オンス=1211.94ドル。週間ベースで4週続落していたものの、今週はほぼ横ばいで終えた。  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値は0.90ドル(0.1%)安の1219.00ドル。  投資家らは、リラが一時、23%安と史上最安値まで急落し、ロシア・ルーブルが2年超ぶりの安値を付け、ユーロや英ポンドが1年ぶりの安値水準に落ち込む中、安全資産として米ドルに買いが殺到した。  サクソ・バンクのコモディティー戦略責任者、オレ・ハンセン氏は、トルコの混乱が金など他の市場に波及したと指摘。その上で「(金相場の動きは)ドル高と、リラ急落の波及リスクを乗り切るための安全資産としての需要との綱引きだ」と述べた。金相場は序盤の上昇を維持できず、上値を削った。  金相場は先週、1年ぶりの安値となる1204ドルを付けた。4月に付けた高値から11%の下落となった。ドルが13カ月ぶりの高値を付ける中、投資家らは金のポジションを処分し、安値での投機買いを始めた。  USグローバル・インベスターズの主任トレーダー、マイケル・マトゥセク氏は「値動きは人々が金を今買いたくないことを示している。相場は下げ基調にあり、さらなる重しが加わり一段と下落するだろう」と指摘。「トレンドが反転し、上昇基調となるには1260ドルを超える必要がある」との見方を示した。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 69.36 +0.21
NYMEX金先物 10月限 1221.2 +0
NYMEXプラチナ先物 1月限 822.5 +3
NYMEXガソリン 10月限 1.9067 +0.0063
WTI ・・・ 69.2 +0
シカゴコーン ・・・ 369.5 +0
シカゴ大豆 ・・・ 858.5 +0
シカゴコーヒー ・・・ 117.65 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0