貴金属 | 2018年08月24日 11:46 JST

〔週間見通し〕NY金、ドル高背景に弱含みか=ニッセイ基礎研・上野氏

 上野剛志・ニッセイ基礎研究所シニアエコノミスト=ニューヨーク金先物相場は目先、弱含む可能性がある。ドルの先高観が根強く、金相場の押し下げ圧力になるとみられる。中心限月の想定レンジは1160~1220ドル。  来週予定される米主要経済指標は、8月の消費者景気信頼感指数(コンファレンス・ボード)、4~6月期の国内総生産(GDP)改定値、7月の個人消費支出(PCE)物価指数など。経済の堅調さが示される見込みで、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ継続を支援する。また、9月の利上げが意識されやすい時期に入っている。金相場は利上げが決められる前に、値下がりしやすい傾向がある。  新興国の通貨不安は一服しているものの、状況次第で再び懸念が強まる恐れがある。トルコの問題は根本的に解決されたわけではなく、米国が追加制裁を発動することもあり得る。新興国通貨を売却して、ドル買いが強まれば金相場を圧迫する。新興国の自国通貨安は、現物需要が減少するという側面もある。  一方で、投機筋の買い戻しが相場を下支える展開も考えられる。米商品先物取引委員会(CFTC)が前週末に発表した建玉明細によれば、NY金の投機筋のポジションは売り越しに転じた。金相場が下落した場合、利益確定の買い戻しが入ることもありそうだ。  24日に予定されるパウエルFRB議長の講演も注目材料。緩やかな利上げ継続の姿勢は変わらないものの、仮に利上げが終わる時期を示唆するような発言があったり、新興国市場の動揺に配慮する姿勢を見せたりすれば、ドル売りにつながる可能性もある。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 59.98 -1.01
NYMEX金先物 4月限 1307.3 +6.1
NYMEXプラチナ先物 4月限 861.1 -12.9
NYMEXガソリン 3月限 1.9203 -0.0011
WTI ・・・ 58.82 +0
シカゴコーン ・・・ 376.25 +2.5
シカゴ大豆 ・・・ 910.5 -6.25
シカゴコーヒー ・・・ 94 -0.8
CRB商品指数 ポイント 0 +0