貴金属
|
〔インサイト〕金現物、小幅安=米中貿易摩擦懸念で人民元が軟調(12日)
【ベンガルール・ロイター時事】欧州時間12日朝の金現物相場は小幅安。米中貿易摩擦が激化するとの懸念がくすぶる中、人民元相場が下落し、中国の買い付け業者にとっては金が割高になっている。11日に1200ドルの上値突破に失敗したことで、テクニカル的にも強い抵抗線に直面している。 金現物は0650GMT時点で1オンス=1194.41ドルに下落。11日には1187.21ドルと8月24日以来の安値を付けた。 香港のあるディーラーは「人民元に売り圧力がかかっており、金相場にも影響している」「1200ドルが強い上値抵抗線になっており、買いに消極的になっている。11日に1200ドル突破に失敗した」と指摘した。 米中貿易摩擦をめぐり、米国の方が失うものが少ないとの思惑から、投資家らはドル買いに傾いている。 金相場は過去2週間、20ドルほどのレンジで取引されている。 デーリーFXの通貨アナリストは「米連邦準備制度理事会(FRB)の金利決定に先立ち、市場で様子見姿勢が広がっているようだ」と述べた。FRBは9月の金融政策決定会合で利上げに動くと見込まれている。さらに、好調な経済指標を背景に、FRBは12月にもう一度利上げすると予想されている。 金相場は4月のピーク時から12%下落。世界的な貿易摩擦が激しくなる中、米国の金利上昇が影響している。(了) [時事通信社]
海外主要市場
市場 | 限月 | 現価(ドル) | 前日比 |
---|---|---|---|
NYMEX原油先物 | ポイント | 55.59 | +0.47 |
NYMEX金先物 | 2月限 | 1318.1 | +7.2 |
NYMEXプラチナ先物 | 4月限 | 806.9 | +1.1 |
NYMEXガソリン | 2月限 | 1.5729 | -0.0034 |
WTI | ・・・ | 55.53 | +0 |
シカゴコーン | ・・・ | 374.75 | +0 |
シカゴ大豆 | ・・・ | 907.5 | +0 |
シカゴコーヒー | ・・・ | 97.6 | -0.25 |
CRB商品指数 | ポイント | 0 | +0 |