貴金属 | 2018年10月11日 07:16 JST

〔NY金市況・詳報〕金現物、上昇=株価急落やドル安で(10日)

 【ベンガルール(インド)ロイター時事】10日の金現物相場は上昇。世界の株価が急落し、ドルも下げる中、投資家が資金の安全な逃避先を求めた。  金現物は米東部時間午後4時52分(2052GMT)時点で、0.4%高の1オンス=1194.12ドル。  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月きりの清算値は1.90ドル(0.16%)高の1193.40ドル。  世界の主要市場の株価は3カ月ぶりの安値を付け、米S&P500種株価指数は3%余り急落した。一日の下落率としては2月以来の大きさ。  ドル指数は前日に付けた7週間ぶり高値から後退した。  U.S.グローバル・インベスターズの主任トレーダー、マイケル・マトウセック氏は「S&P500は非常に弱くネガティブに見える。それが投資家の恐怖をあおっている」と指摘。「市場が下げる中、人々は金への資金配分を増やしている」と説明した。  一方、フォレックス・ドットコムのアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「利回り上昇傾向とドル高は金にとって有害な組み合わせだ」と話す。「このところ利回りは上昇傾向で、さらに上がる可能性もある。この状況で金が上昇を維持することは難しいだろう」と語った。  米労働省が10日発表した9月の米卸売物価指数(PPI)が上昇したのを受け、米国債利回りは数年ぶり高値に近い水準を維持した。PPIは、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを続けるとの見方を後押しした。  フィッチ・ソリューションズのコモディティーズ・アナリスト、サブリン・チョードゥリー氏は「2018年の残りにおいて、金は伸び悩むだろう」と予想。「力強い米経済成長に加え、FRBの金融政策正常化とドル高の同時進行は、投資対象としての金の魅力を抑えるとみられる」と述べた。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 69.12 +0.08
NYMEX金先物 10月限 1225.3 -0.8
NYMEXプラチナ先物 12月限 835 -1.9
NYMEXガソリン 10月限 1.9139 -0.0074
WTI ・・・ 69.11 +0
シカゴコーン ・・・ 367 +1
シカゴ大豆 ・・・ 856.75 +1.25
シカゴコーヒー ・・・ 119.95 -2.15
CRB商品指数 ポイント 0 +0