貴金属 | 2019年03月15日 13:08 JST

〔週間見通し〕NY金、FRBのハト派姿勢再確認で上昇も=ニッセイ基礎研・上野氏

 上野剛志・ニッセイ基礎研究所シニアエコノミスト=来週のニューヨーク金先物市場では、19日から2日間の日程で開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の注目材料になるとみられる。連邦準備制度理事会(FRB)は既に、利上げなど金融引き締めに慎重な「ハト派」姿勢を示しており、FOMC声明やパウエル議長の記者会見でその姿勢が再確認される見通し。市場の織り込みは進んでいるものの、金相場にとって逆風になる利上げが遠のくため、小幅な上昇につながるとみている。  FOMC参加者の政策金利見通しに関しては、2019年の利上げ想定回数がこれまでの2回から1回に下方修正される見込み。20年は従来の1回が残るかどうか。このほか、FRBは米国債など保有資産の縮小を年内に終了することを決める可能性がある。  21~22日に行われる欧州連合(EU)首脳会議も注目している。英議会は14日、EUに離脱延期を要請する提案を賛成多数で可決した。これまで2度にわたって否決された離脱案が20日までに議会で承認された場合、EUに離脱日を6月末に延期することを申し入れる。離脱案が英議会を通過すれば、EU首脳会議で承認されるとみられる。ただ、再び否決されればEU側がすんなりと了承する可能性は低く、協議が難航して金相場の押し上げ要因になりそうだ。  北朝鮮が米国との非核化協議停止を検討中との報道がある。今後、北朝鮮情勢の緊迫化による金価格上昇もあり得る。  中心限月の取引レンジは目先、1オンス=1280~1340ドルを予想している。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 58.52 +0.45
NYMEX金先物 5月限 1305.8 -0.4
NYMEXプラチナ先物 4月限 831.8 +4.5
NYMEXガソリン 3月限 1.8577 +0.0241
WTI ・・・ 58.46 +0
シカゴコーン ・・・ 371.5 +0
シカゴ大豆 ・・・ 905.75 +0
シカゴコーヒー ・・・ 94.6 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0