貴金属 | 2019年09月13日 13:22 JST

〔週間見通し〕NY金、強含みの展開か=ニッセイ基礎研・上野氏

 上野剛志・ニッセイ基礎研究所シニアエコノミスト=来週のニューヨーク金先物相場は、強含みの展開が予想される。中心限月の想定レンジは1オンス=1480~1540ドル。  相場押し上げの要因が二つある。まずは株式市場の過熱感。ダウ工業株30種平均は12日で7営業日続伸となり、過去最高値に近づいている。ただ、世界経済の減速懸念は根強く、米企業収益も鈍化している。株式相場が調整局面に入れば、金相場の買い材料になる。  16日に中国の主要経済指標が相次ぎ、8月の鉱工業生産や小売売上高などが予定されている。市場予想を下回る弱めの内容だった場合、株式の売りが強まる恐れがある。  17、18の両日開催される連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%の利下げが見込まれる。その後の金融政策については、追加的な利下げに含みを持たせるとみられる。米中摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱問題が解消されない中、連邦準備制度理事会(FRB)は利下げの打ち止め感を出せないと考えている。  一方で、米中摩擦の緩和期待に伴い、リスク回避姿勢が後退すれば、NY金相場の上値を抑えそうだ。中国は10月1日の建国70周年を控え、祝賀ムードを演出したい。  米国によるイラン制裁緩和の可能性も出てきた。強硬派として知られるボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が解任されたためだ。9月下旬の国連総会に向け、米国とイランの首脳会談が取り沙汰されている。(了) [時事通信社]


海外主要市場

市場 限月 現価(ドル) 前日比
NYMEX原油先物 ポイント 53.78 -0.15
NYMEX金先物 10月限 1488.2 +1.7
NYMEXプラチナ先物 11月限 894 -0.3
NYMEXガソリン 10月限 1.623 -0.0047
WTI ・・・ 53.7 +0
シカゴコーン ・・・ 391 -0.5
シカゴ大豆 ・・・ 934 +4.5
シカゴコーヒー ・・・ 95.7 +0
CRB商品指数 ポイント 0 +0